高校生の課題や宿題でも
読書感想文というのがあります。
自分は文章を書くことが苦手なので
読書感想文は上手く書けないと思っている人も
多いのではないでしょうか?
たしかに文章を書くことが好きで上手な人はいますが
読書感想文を上手く書けるようになるためには
生まれつきの才能だけが必要なのでは
ないのですよ。
どういう順序で書けばいいのか
そもそも、どうして読書感想文という
宿題を課せられているのかを知ることで
その答えがわかっていただけると思います。
そこで今回は、高校生が読書感想文を書く上での
コツをお伝えします。
高校生らしく良い読書感想文が
書けるようにまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
読書感想文の書き方 高校生ならではのコツ!
高校生らしい読書感想文の書き方のコツを
お伝えする前に
誰でもが迷う表現方法について
お話ししたいと思います。
口調はですますにするのか、だであるにすべきか
が一番の悩みどころだと思います。
一般的には、小学低学年はですます
小学高学年あたりからだであるを使う子どもが
出て来て、高校生はだであるを使うのが
一般的のようです。
大学生のレポート提出などでは
ですますが禁止されることもあります。
それぞれの表現の特徴としては
ですますは柔らかく丁寧さが出ます。
いっぽうだであるは断定的になるので
上から目線的になる可能性があります。
そういうと、ですますのほうがいいように
思われるかもしれませんが、
ですますは表現が単調に感じられやすく
そのため稚拙な文章になる場合があります。
自分の好みや書きやすさを重要視したいところですが
だであるのほうが高校生らしいですね。
そして文章の基本は、
ですますとだであるを混合させるのは
NGとなっています。
ただ、読書感想文などでは
あらすじ部分はですますにして
その他の部分はだであるを使うなど
上級者は使い分ける人もいますが
そこにはテクニックがいりますし
かなりの文章力だと思われる書き方をしてこそ
基本をハズした書き方もテクニックと思って
もらえるのです。
普通の人が混合させて書いてしまうと
基本をわかっていないと思われかねませんので
ですますとだであるのどちらかに統一した方がいいですね。
学生用の課題図書というのは
健全な人間への学びになる価値がある本です。
冒頭でもお話ししましたが、
読書感想文を書かせる意図というのは、
その本を読むことで、どのような学びがあったのか
ということを自分自身で知って欲しい
からなのです。
ということはこういうことを意識することが
構成を考える上で役に立ちますよ。
流れとしては
なぜこの本を選んだのかという動機
あらすじの説明(くどくど書くのは厳禁です)、内容をどれだけ
把握できているかがわかる程度でOK
読んだ印象と作者の意図はどう理解できたか
その中でも特に印象に残った内容や出来事
なぜそこが印象に残ったのか
自分が登場人物だとしたらどう感じどういう行動をしたか、
自分の体験や経験で似たようなこと、比較できることがあるなら
それを書く
何を考えさせられたか
上記の流れを1つとして、それを
2パターンくらい作るといいですね。
そうして、最後にまとめとして
その本を読んで今後の自分に活かせることや
反省と教訓を交えて書くようにしましょう。
読書感想文の書き方 高校生での題名の付け方
読書感想文の書き方として
適切な題名をつけなければいけません。
題名も迷うところですよね。
高校生ともなれば単純に「〇〇を読んで」というような
題名にはしたくないものです。
題名の付け方にはいくつかのパターンがありますので
ご紹介しますね。
本のテーマを引用する
友情がテーマの本なら、「本当の友情って何なんだろう?」
などです。
感想を題名にする
本の内容に共感したときに、
「私の友情への見方を変えてしまった〇〇」
印象的なセリフを題名にする
失敗を犯した主人公の「今が未来をつくる」
というような印象的なセリフをそのまま題名にします。
これからの人生に活かそうと思ったこと
今が始まりの第一歩なんだと、本を読んで思ったのなら
「始まりの第一歩」などです。
これらを参考にして題名を考えてみてくださいね。
注意点としては、内容に沿った題名をつけること、
簡潔なものにすることです。
そして、内容を全て書いてから題名を
つけるようにしましょう。
読書感想文の書き方 高校生だと書き出しはどうする?
いざ、読書感想文を書こうとしたら
書き出しの段階でペンが進まないということが
あるものです。
文章を書くことに苦手意識を持っている人は
特にそうなのではないでしょうか?
書き出しさえクリアすれば、後は案外スラスラ
書けるものですよ。
高校生の読書感想文の書き出しのコツですが、
実は1章でお話しした、文章の構成の部分と
2章でお話しした題名のつけ方の部分に
ヒントがあります。
たとえば、構成の流れの1番最初に
その本を選んだ理由と書いていますよね。
それが書き出しになります。
もちろんそれだけではありませんよ。
2章でお話しした題名のつけ方を
書き出しの書き方に利用することもできます。
どうしてその本を選んだのかという説明の前に、
印象に残ったフレーズや、本を読んだ感想を持ってくる
という方法があります。
つまり、読書感想文の構成や題名のつけ方で
お話ししたことを書き出しにも利用するのです。
読書感想文の書き方 高校生だと終わり方はどうすれば?
書き出しに成功し、考えた構成に沿って読書感想文を
書きすすめ、いよいよラストです。
書き方のコツとして終わり方も大切ですよ。
せっかく上手に書きすすめていても、最後が尻切れトンボに
なってしまっては全てが台無しになってしまいますよ。
高校生らしい読書感想文の終わり方は
どういったものなのかを考えてみましょう。
終わりは、まとめ、つまり言いたかったことを
まとめる部分です。
それは、あらすじでもなければ
自分の感情を書くだけではいけません。
本を読んで感じたこと、強く思ったことを
今後にどう活かすかという未来性が見えるとベストです。
活かすというのは、生活面でもいいですし
自分の在り方の変化、変化まではいかなくても
考えるきっかけになったというのであれば
それを素直に表現してみましょう。
もちろんこれまでの文章の内容に沿ったもので
あることが最低条件になります。
まとめ
高校生の読書感想文の書き方をご説明しましたが
いかがでしたでしょうか?
構成、書き出し、題名のつけ方、終わり方の
4部門を押さえることで
苦手意識を持っている人も
書きやすくなるものです。
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