待ちに待った夏、まだ真夏ではないので大丈夫と安心していても紫外線は強くなっています。ついうっかり日焼け防止対策を忘れていて焼きすぎたとき,ヒリヒリして痛くなります。
日焼けをして痛いときはどのような対処をしたらよいでしょうか。
日焼けの痛みを抑える対処法は?
過度の日焼けはやけどと同じです。紫外線はより皮膚の深い部分まで届くのでもっと深刻です。
紫外線には波長の違いからUVAというものとUVBというものがあります。
UVAは波長が長く地表に降り注ぐ9割を占めています。肌はゆっくり黒くなり、シミやたるみを引き起こします。
UVBは波長が短いため真皮には届きませんが表皮に様々なダメージを起こさせます。痛みを伴って赤くなるサンバーンやメラニン色素が沈着して肌が黒くなるサンタン、シミ、そばかすの原因にもなります。
子どもの頃、夏は誰が一番日に焼けて真っ黒か競争をしていました。私は赤くなるばかりで黒くはなりませんでした。UVBを浴びすぎて肌が真っ赤になったときはやけどのⅠ度と同程度の肌状態です。肌は水分が奪われて乾燥して炎症を起こして痛くなりのです。
もっとひどく紫外線を浴びたときには水ぶくれができるときもあります。この症状はやけどのⅡ度と同じ状態になっています。水ぶくれは日焼け後12時間から24時間ほどでできることが多いため朝になってできていることもあります。
痛みを抑えるにはまず1番に肌の熱をとることです。そのためになるべく早く冷やしましょう。
赤みや痛みが少し引くとたっぷりの低刺激の化粧水を肌に含ませましょう。保湿のためにワセリンなどを塗るといいです。
日焼けが痛くて寝られないときはどうしたらいい?
肌に炎症が起きているので程度の差はありますが痛いですね。ちょっとの刺激も痛いので着るものにも気を配りましょう。締め付けるデザインものは避けたほうがいいです。素材は天然のもの、木綿などがよいですがタオル地などは生地が刺激になるので避けた方がいいでしょう。
サッカー生地など肌にぴったりしないものがおすすめです。また縫い目が当たって痛いときもありますので裏返しに着るという方法もあります。
ベッドなどにあたって痛いのなら背中があたらないよううつ伏せで寝るのもよいでしょう。
睡眠不足も日焼けには悪いので、痛くないところを見つけて少しでも寝るようにしましょう。
そこまでひどいのなら皮膚科を受信して痛み止めを処方してもらうのもいいでしょう。非ピリン系のロキソニンを処方してくれる皮膚科もあります。
日焼けが痛いときによいクリームはある?
痛みのピークのときはとにかく低刺激のものがよいです。高価な美白化粧水はいろいろな成分が入っているため少し症状が落ち着いてからがおすすめです。
ドラッグストアなどで売っている安い化粧水をパシャパシャたっぷり肌に塗ってください。
その後クリームを塗って保湿をします。お勧めは白色ワセリンです。ワセリンは皮膚からの水分蒸発を防いでくれます。高純度ものを使ってください。ワセリンを塗った後紫外線を浴びるとシミになりやすいので気をつけてください。但しアトピーの方は塗れませんので皮膚科医に相談してください。
ワセリンの代わりに市販薬の軟膏を使うこともできます。
塗り薬は効能が違うものを塗ると余計にひどくなったり、治るまで時間がかかったりします。
自己判断せずに皮膚科に行くことをおすすめします、
まとめ
楽しい夏のレジャーを楽しんだ後に日焼けで痛いのは残念です。まずは日焼けしないようにいろいろな対策をしてください。
日焼け止めは2,3時間おきに塗りなおさないと効果はなくなります。海やプールなどにはウォータープルーフのものを使うといいです。
最近は飲む日焼け止めも出ています。上手に使いたいですね。
また日焼けをしてしまった場合は、まずしっかり冷やして肌の熱をとる、冷えたら水分補給と保湿をすることが大事です。
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