インフルエンザの症状は子供、幼児ではどう出る?タミフルは大丈夫?

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寒くなってくるとインフルエンザが流行りますよね。

保育園や小学校で集団感染があったり、

それにより学級閉鎖になるところも毎年少なからずあります。

 

お子さんがいる方はなおさら不安ですよね。

そこで、子供や幼児のインフルエンザの症状はどんなものなのか、

またインフルエンザという疾患とは何であるのか、ということを詳しく説明していきます。

目次
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インフルエンザの症状は子供の場合は?

インフルエンザは毎年冬から春先にかけて流行します。

はじめにインフルエンザにはどのような種類があるのか説明しますね。

 

インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型の3種類に分類されます。

その中で最もよく流行るのがA型インフルエンザです。

 

そのピークは12月から3月であり、数年から数十年単位で流行を繰り返しています。

それに比べて、B型インフルエンザは散発的であり、

C型インフルエンザに関しては、

ヒトには感染しますが大きな流行は起こしません。

 

このことから子供の多くはA型インフルエンザに罹患することが多いです。

では、インフルエンザにかかるとどのような症状が出るのでしょうか。

 

インフルエンザと見分けなければならないのが、

いわゆる「風邪」といわれる普通感冒です。

「風邪」との鑑別は比較的容易であり、インフルエンザは、

「風邪」に比べて急速に発症し、全身症状も強いのです。

 

主な症状として、38度以上の発熱、頭痛、結膜の充血、

悪寒、筋肉痛や関節痛、全身倦怠感が強いことがあげられます。

 

学校から帰宅してきたときは、元気だったのに、

翌朝いきなり体調の悪さを訴えることがありましたら、

それはインフルエンザの可能性が高いです。

 

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インフルエンザの症状は幼児では?

幼児の場合も、インフルエンザの症状は

上記に述べたものとあまり変わりません。

 

しかし、乳幼児であると、合併症にかかりやすいということもありますので

気を付けなければなりません。

 

インフルエンザの合併症として、

「インフルエンザ脳症」という予後不良の疾患があります。

 

インフルエンザ脳症とは、意識障害があったり

けいれんを起こしたりする、極めて重篤な疾患です。

 

ウイルスが脳に直接侵入するしないにかかわらず発症するもので、

断定できるような原因はわかっていないのですが、

気を付けられることといえば、

早期にインフルエンザを疑う症状が出たら病院にかかることです。

 

もし仮に、インフルエンザを疑う症状が出たとして病院に行ったとしましょう。

では実際、どのような検査をしてインフルエンザを診断しているのでしょうか。

 

インフルエンザの検査と診断はとても簡単で、

患者さんの鼻の奥に綿棒を入れ、

後鼻腔の粘膜からウイルスをとり、それを使って検査をします。

 

鼻の奥に綿棒を入れるので、一瞬ですが痛みを伴うこともあるので、

乳幼児は驚いて泣き出してしまうこともあります。

大人でも知らずと涙が出てしまうので仕方がないですね。

 

診断にかかる時間は10分から15分ほどです。

多くの病院ではキットを用いて検査しており、

A型とB型の2つを調べられるようになっています。

 

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インフルエンザの症状が出た子供にタミフルは大丈夫?

「風邪」ではなくインフルエンザだと診断されたら、薬を処方されますよね。

インフルエンザ発症後48時間以内に、

抗インフルエンザウイルス薬を投与するのがいいといわれています。

 

抗インフルエンザウイルス薬の種類には、

タミフルやリレンザ、シンメトレルという薬があります。

 

そのうち、「タミフル」に関してですが、

タミフルを服用した後の、自殺企図などを含めた

異常行動による死亡例が報告されています。

 

そのため、厚労省は、因果関係が明確ではないとしながらも、

医療関係者には注意喚起を図って、

10歳代の若年者への投薬を控えるように呼びかけています。

 

患者さんの状態を診た上で処方する薬を決めているとは思いますが、

もしタミフルを処方されることに不安があるようでしたら、

タミフル以外のお薬もありますので、医師へ伝えてみたらいいと思います。

 

タミフル以外の残りの2種類に関しては、「リレンザ」はタミフルと同様、

A型B型ともに有効とされていて、「シンメトレル」に関しては、A型のみの効果があるとされています。

詳しくはお医者様が判断されるので、病院でお聞きください。

 

まとめ

インフルエンザの症状や、検査法、

処方される薬などお分かりいただけたでしょうか。

 

インフルエンザは通常は1週間で自然治癒するものですが、

幼児であると合併症の不安もありますので、

お子さんの様子に敏感になり、

少しでもいつもと違う違和感を感じましたら、すぐに病院へ行くようにしてくださいね。

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