突然ですが、会社の忘年会って難しくありませんか。
ただの友達ではなく会社の仲間なので、
節度をわきまえて話しをしなければならないのは当然ですが、
飲み会という場なので少しくだけて話した方が良いような気がします。
では、どのくらい固さを残して、どこまで柔らかくすれば妥当なのか、
どの程度の距離感を保てば良いのか、
そのさじ加減が至極難しいなと感じる方もいらっしゃると思います。
そして、それに似た感覚が服装選びにも当てはまるのではないでしょうか。
男性はスーツで良いかもしれませんが、女性はそうはいきません。
忘年会には何を着ていけば良いのでしょうか。
普段のオフィススタイルで良いのか、スーツが良いのか。
或いは、会場がホテルだとしたら、フォーマルなものが良いのか、
ドレスが良いのか。結婚式に列席する場合のように、ワンピースを選ぶのが妥当なのか。
どのくらい地味にして、どのくらい派手にするのが正解なのか。
TPOをわきまえろと注意するのは簡単ですが、
具体的なさじ加減を掴むのは実に難しいものです。
今回は忘年会ファッションに悩めるすべての女性に、
服装における絶妙なさじ加減を伝授したいと思います。
最後の章では恋愛も絡めた服装選びを提案しますので、興味のある方は是非、参考にしてみて下さい。
忘年会の服装で女性はどんなものがよい?
忘年会の服装として良いものを、
断定的に決定づけるのは難しいものです。
なぜなら、会社によってルールや文化、考え方はそれぞれだからです。
業界・業種・設立の年数・社員の平均年齢によっても、
ふさわしい服装は変わってくると思います。
ただ、それでは答えになりませんので、
一般的にタブーとされている服装を幾つかピックアップしたいと思います。
露出系
胸元のざっくり空いたトップスや、ミニスカートなど、
過剰に肌を露出するのは厳禁です。
プライベートではありませんので非常識です。
また、男性社員には、「目線をそらさなければ」と、
変な気を遣わせてしまうかもしれません。因みに、
肩の出るノースリーブもやめておいた方が無難だと言えます。
派手系
ヒョウ柄や迷彩柄などの派手な生地、赤や紫などの原色を使ったもの、
プリント柄の入ったものはやめましょう。
浮いてしまう可能性がありますので、オフィシャルな場にはふさわしくありません。
カジュアル系
ジーンズ、パーカーは勿論ですが、レギンスやトレンカも同じくタブーです。
足元に関してはブーツやスニーカーなど足の甲の見えない靴は避けましょう。
ジャラジャラ系
ジャラジャラしたアクセサリーは不要です。
お酌する時や料理を取り分けるときに邪魔になりますし、
接触すれば不衛生となりますので気を付けましょう。
以上の4項目を避けた場合に、導き出されるファッションは次のようなものです。
形
ワンピース、或いはブラウス+スカート (いずれも、ひざ丈)
色
白、黒、グレイ、紺、ベーシュなどのベーシックカラー、もしくはパステルカラー
柄
無地
靴、アクセサリー
靴はパンプス、アクセサリーは控えめなもの
これが一般的に良いとされている基本的なファッションのようです。
そう言われてみれば確かにわからなくはないですが、
ここにきて色々と疑問が湧いてきませんか?
まず、普段の職場でこういった服装をしない場合はどうしたら良いのでしょうか。
普段はカジュアルに通勤している場合、
忘年会当日だけフォーマルなファッションを選ぶと、
忘年会前の社内で浮いてしまわないでしょうか。
だとすれば、忘年会用に着替えを持って行くべきなのでしょうか。
けれど、そこまでしたら、「妙に気合に入った人」と陰口を叩かれないでしょうか。
パンツスタイルは絶対にダメなのでしょうか。
疑問を挙げればきりがありません。
それも当然です。冒頭で述べた通り、適切なファッションというものに普遍性はないからです。
業界により、会社により、それぞれです。
そういったことを踏まえた上で、服装選びに失敗しないための究極の答えを紹介します。
それはずばり、職場の人に聞くべし
会社は一つの社会です。会社によって常識も文化も変わります。
郷に入れば郷に従えと言うように、会社のルールを先輩に聞けば、大きな失敗はないはずです。
着替えを持って行くのが良いのか、持って行かない方が良いのか、
という問題に絶対的な答えはありませんので、社内の風潮に従い、周りに合わせてしまうのが一番安全です。
年会の服装でホテルにあうものは?
ホテルの場に適した服装とは、原則的にある程度フォーマルな恰好だと思います。
第1章で紹介したファッションなら一般的に問題ないはずです。
ですが、ひとことでホテルと言っても、雰囲気もランクも様々です。
そしてそれぞれのホテルでマナーは変わり、ドレスコードも変わります。
ではどうすれば良いでしょうか。
ホテルの服装選びに失敗しないための究極的な答えも勿論、用意しています。
それはずばり、ホテルに聞くべし
ホテルにはそれぞれドレスコードがありますので、それを確認しましょう。
ホームページで確認できることもありますし、
直接電話してもきちんと対応してくれるはずです。
ということで、ホテルにて忘年会が行われる場合に適したファッションは、
第1章の基本ルールを念頭に置いて、
最終的には会社の先輩とホテルの方に教えてもらうのが一番です。
何事においてもそうだと思いますが、
社会人が無知なことについて失敗しないためには、
「素直に聞くこと、そして従うこと」が重要ではないでしょうか。
忘年会の服装でワンピースはあり?
さて最終章は忘年会の服装について、
ワンピースを選ぶことは妥当なのかという問題です。
この章では究極的な答えを最初に発表します。
それはずばり、とりあえずワンピースを着ておけばOK!
ファッションについて詳しい人の多くが、
「忘年会におけるワンピースは絶対に良い」と口を揃えて言います。
例えば、パンツスタイルには賛否両論があるようです。
封建的な色の濃い社会では、
男性的なイメージの強いズボンは避けた方が良いとされる風潮もあるようです。
年長者の多い会社や固い業界では、
そういう考え方が現在も残っている可能性が絶対にない、とは言いきれません。
一方、男女平等が浸透している会社では、
パンツスタイルには全く問題がないでしょう。
パンツスーツで就職活動をする就活生も見かけますし、
昨今では気にしない方が多数派なのかなという印象を受けます。
このように会社により善し悪しが分かれるスタイルがある中で、ワンピースは“絶対”だそうです。
ということで、この章では、絶対的首位に立つワンピースを突き止めたいと思います。
あなたは一体、どういうワンピースを選べば良いのでしょうか。
まず、誰にでも当てはまる王道のワンピーススタイルから紹介します。
色は白、黒、紺、ベージュ、グレイなどのベーシックカラーか、
パステルが良いと思います。その中から、ご自身の好みや肌の色、
印象に合ったカラーを選ぶのが一番だと思います。
丈はひざの辺りで、胸元が空きすぎない形がお勧めです。
生地はニットやデニムなどカジュアル素材は絶対にダメです。
アクセサリーは華やかさが出るのであった方が良いですが、控えめなことが重要です。
靴はパンプスで、ストッキングやタイツはできるだけ薄手のものがベターです。
こういう選び方をすれば無難に決まると思います。
次に、もうワンステップ先のワンピース選びをお教えします。
ここは会社の忘年会ですので、
シチュエーションとして考えられるのが、意中の男性がいる場合です。
社内に気になる男性がいる場合、忘年会は接近することができる大チャンスです。
まずは相手に知ってもらうためにも、ファッションで勝負をかけたいものです。
そこで大切なのがイメージ作りです。ファッションには雰囲気が出ますので、
自分のアピールしたい雰囲気を強調するファッションを選びましょう。
例えば、女性らしいフェミニンなイメージなら、
暖色系のピンクを取り入れたり、
ふんわりとしたスカートを選んだりすると良いかもしれません。
一方、媚びないクールなイメージであれば、
寒色系の緑や青にして、スカートはタイトが良いかもしれません。
さらに、上品で清潔感のあるイメージであれば、
白やベージュなどの薄いカラーに、Aラインのスカートはいかがでしょうか。
いずれにしても、対男性においては、原色でなく
パステル系の淡い色味を選ぶ方が勝率は高いそうです。
相手の男性の好みによりますので、
飽くまで相対的な評価だということを前提にしますが、
できるだけ薄く淡い色の方が、無垢な美しさや柔らかさを感じさせるのは確かな気がします。
ここからは最終ステップです。意中の男性に接近する際に注意したいポイントを伝授します。
先に触れたワンピースの素材をもう少し突き詰めます。
ニットやデニムなどのカジュアル素材はダメだと書きましたが、
実は綿100%も避けた方が良いのです。
綿は皺になりやすいので、座っていた時には見えなかった座り皺が、
立った瞬間に目に入り、だらしない印象を与えてしまいます。
具体的にはポリエステルが入っている生地は皺になりにくいとのことです。
また、靴についた汚れや傷はとても残念です。
「靴には人となりが現れる」というのは有名な話です。
高価な靴でなくても、きちんと手入れされている靴を履いていれば、
清潔できちんとした女性だと思われる気がしませんか。
余談ですが、男性が抱くワンピースを着た女性に対する印象は、「清楚」なんだとか。
そして「清楚」な女性を嫌う男性がいたとすれば、それはかなり稀有です。
多くの男性が魅了される、「清楚」というイメージを台無しにしないように、
細部にまで気を遣い、上手にアピールしたいですね。
まとめ
忘年会とは、言ってしまえば、「出席しなければならない公式の遊び」です。
冒頭で述べた通り、ある程度の節度と、ある程度の親密さを要求される
「厄介な社交場」で、そのさじ加減に悩む人は少なくないと思います。
特に女性は、服装選びにしてもTPOを考えなければならず、
新調するにもコストがかかるし、できれば出席したくないと思っている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
でも、忘年会は会社が用意してくれた出会いのチャンスでもあります。
意中の男性がいるのなら、その人に近づく機会になるし、
そういった人がいない場合にも、新たに出会える可能性があります。
そして多くの人が集まる場で、服装はわかりやすい自己紹介となります。
今まで述べてきたように、良くも悪くも、
服装にはその人の常識的センスと雰囲気と人柄が現れています。
良くも悪くも、周りの人は服装からもあなたの人間性をジャッジしています。
たかがファッション、されどファッションです。
うまく利用して社会人としてのマナーやセンスをアピールし、
何なら恋も成就させて、あなただけのサクセスストーリーを完成させましょう!
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