車で京都観光をしてみたい!と検討されている方に、
まず断っておきたいことがあります。
ずばり、原則的に京都観光に車はNG!です。
京都市内にはマイカー移動する地元民の方がたくさんいらっしゃいます。
その上に観光客の車が押し寄せるのですから、
紅葉シーズンは特に大渋滞をしないはずがありません。
観光地には時期によって歩行者天国となる道もあり更なる混乱を呼びます。
そして道だけでなく駐車場には満車の文字が並び、大変混雑するようです。
そうは言っても、色々な理由により、
できるだけ車で移動した方もいらっしゃると思います。
小さい子供や身体の不自由な方がいるご家庭、
或いは、人込みが苦手で電車に乗りたくない方、または根っからの車好きという方。
そんな方々に対して、簡単に諦めて下さいとは言えません。
困難な状況でも、知恵や情報を使えば、
うまくクリアできる場合があります。
今回は、京都観光に車を利用する際の注意点と、成功の秘訣を紹介したいと思います。
京都で紅葉が名所の寺は?
京都には紅葉を楽しめるお寺がたくさんあります。
例えば、清水寺、嵐山、東福寺、京都御苑、高台寺など数え上げればきりがありません。
ですが、紅葉のシーズンとなれば、京都市内の道はどこもかしこも大渋滞で、
目に入る駐車場には満車の文字。
そこで、この章ではできるだけ渋滞や満車を回避するにはどうすれば良いかを紹介します。
時期は平日にする
11月の連休や連休近くの週末は大変混雑します。
紅葉には見ごろがあり、その時期を逃しては意味がありませんので、
見ごろの時期にある平日を選ぶことをお勧めします。
時間帯は早朝または午前中か、閉館間際にする
お昼前後から夕方までの過ごしやすい時間帯は
混雑しますので、そこを避けた方が空いています。
天候は雨予報を敢えて選ぶ
事前の天気予報で、小雨の日や曇りのち雨の日などは人出が減ります。
だからと言って、本降りの日を選んでしまっては
紅葉どころではなくなってしまうので注意しましょう。
最後に車での観光にお勧めの場所として京都御苑を紹介しておきます。
京都御苑は、京都市上京区にある広大な敷地の公園です。
南北1.3キロ、東西0.7キロに及ぶ敷地面積で、
至る所で紅葉が楽しめます。
見ごろは11月中旬から12月中旬で、
様々な種類の木が植えられているため、
長期間紅葉を楽しめるというのが特徴的です。
また、駐車場も複数個所に用意されており、
収容台数も300台超となっていますので、比較的停めやすいかと思われます。
京都で紅葉の名所を見るルートは?
第1章で述べた通り、紅葉シーズンの京都市内は
どこもかしこも渋滞で駐車場も満車です。
それでも車で廻りたいという方にお勧めしたいのが
パークアンドライドという方法です。
パークアンドライドとは、ある駐車場を拠点とし、
そこから公共国通機関で移動するというもので、
京都市側も積極的に推奨している観光方法です。
長時間駐車することになりますので、駐車料金はかかりますが、
市内の渋滞と駐車場不足に巻き込まれて
全く観光できないよりは断然良いと思います。
今回はパークアンドライドの具体的なルートを1つ紹介します。
名神大津ICを下りてから、近くにあるパークアンドライドの駐車場に車を停め、
そこから公共機関を使って、清水寺のある東山方面へと向かうルートになります。
清水寺・東山ルート
名神大津ICより5分 → 浜大津駅前駐車場 徒歩1分 →
浜大津駅 電車約23分→ 三条駅 乗り換え後の電車4分 →
清水五条駅 徒歩15分 → 茶わん坂 徒歩5分 →
清水寺到着 → 東山散策 (円山公園、八坂神社、知恩院など)→
地下鉄東山駅 電車直通20分 → 浜大津駅 →
琵琶湖岸散策 → 浜大津駅前駐車場
これは飽くまでも一例です。京都市のサイトである京都市情報館には、
パークアンドライドの駐車場が紹介されています。
行きたい観光スポットが決まったら、移動しやすい駐車場を探して、
自分だけのルート作りを楽しむのも面白いかもしれません。
京都で紅葉の名所をドライブで!
しつこいようですが、京都観光に車移動は適していません。
第2章で紹介したパークアンドライドは、
車を使用するとは言っても、多くを公共の交通機関に依存しており、
最終的には徒歩移動がメインとなります。
ですが、それだけでは満足せず、
どうしても完璧に車で移動したという方に、次の方法を伝授します。
それはずばり、「穴場を選ぶこと!」です。
京都市内の道路と駐車場がいっぱいだと言うのなら、
京都市内から脱出してしまえば良いのです。
京都府内に存在するお出掛けスポットは、何も京都市内だけとは限りません。
その点を考慮した京都の穴場的スポットを2つ紹介したいと思います。
京都美山 かやぶきの里北村
かやぶきの里北村は、南丹市美山町北にある山村集落に位置します。
京都府内でも珍しい茅葺屋根の景観を保存している地域で、
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
京都駅から乗り継ぐことで、バスでのアクセスは可能ですが、
近くに電車の駅がない上に、京都の中心部からも離れているため、
穴場的なスポットと言えます。
都会の喧騒を離れ、日本古来の趣のある家屋に囲まれてみると、
タイムスリップしたような不思議な感覚を味わえるかもしれません。
五老スカイタワー
五老スカイタワーは舞鶴市の五老ヶ岳公園内にある展望塔に位置します。
見どころは、近畿百景の第1位を獲得した舞鶴湾を一望できる景色です。
京都の中心から離れており、車かバスでのアクセス方法しかないため、
穴場スポットとなっています。
やや近くには、舞鶴港とれとれセンターという道の駅があるので、
立ち寄る方も多いのだとか。
都会の雑踏から離れた場所で静かなドライブを堪能し、
道の駅でゆっくり休むというのも贅沢な京都の楽しみ方ではないでしょうか。
京都はお寺を楽しむもの!そんな先入観を一旦捨てて、
思い切って中心から離れてみると、京都の新しい顔が見付かるかもしれません。
せっかく車を使うのだから、電車やバスではなかなか行けない穴場スポットに、
思い切って足を運んでみてはいかがでしょうか。
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まとめ
「京都観光に車はNG!」そんな言葉は聞き飽きているかもしません。
でも我儘を承知で本音を言えば、京都という人気の場所を
車で観光したいと思っている人も少なくないのではないでしょうか。
小さな子供がいる場合、お年寄りや身体の不自由な人がいる場合には、
不慣れな場所で公共の交通機関を使うことが、
ご本にとってもご家族にとっても多くのストレスとなってしまいます。
また、そもそも人が密集している空間が苦手という方もいらっしゃいますし、
そうでなくとも人が集まるところにはトラブルがつきものです。
魅力のある街だからこそ人々で混雑するのだと道理は理解できていても、
人込みはできるだけ避けたいというのが本音ではないでしょうか。
そして、もしも、京都を車で観光することができたなら、
どんなに素敵なことでしょう。
今回ご紹介した内容は、それを成功に導くための必殺メソッドです。
人々を魅了してやまない京都。人気スポットも穴場スポットも、
プライベート空間で気兼ねなく移動して満喫することができるかもしれません。
そんな二兎を追って二兎を得る観光を、思い切って実践してみてはいかがでしょうか。
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