9月になるとお彼岸がありますよね。
おはぎ(ぼたもち)を持ってお墓へ行き、
ご先祖様へお供えをしに行った経験はあると思いますが、
そもそもお彼岸とはどのような行事なのでしょうか?
そしてどのような意味があるのでしょうか。
この機会に少し知識として学んでみましょう。
お彼岸の時期、秋はいつ?
お彼岸とは、春と秋にあります。
春は3月の春分の日、秋は9月の秋分の日を含めた、
前後3日間を入れた7日間のことを指します。
2016年の秋彼岸は、彼岸入りが9月19日、
彼岸明けが9月25日ということになりますね。
春分の日と秋分の日の前後は、太陽が真東から上がり、
真西に沈むため、昼と夜の時間がほぼ同じになる時期です。
この時期に仏様の供養をし、
ご先祖様や自然に対して敬意や感謝を示すことで、
極楽浄土へいくことができると考えられています。
「彼岸」という言葉は仏教用語ですが、
お彼岸という行事は、日本特有のものなのです。
仏教で「彼岸」とは、悟りの世界をいい、
それに対して、現在私たちが住んでいる
迷いや煩悩のある世界を「此岸(しがん)」といいます。
この「彼岸」と「此岸」が通じやすいのが、
この「お彼岸」という時期で、このような由来があります。
お彼岸で墓参りをする時期は?
秋分の日が近づいたら、ご先祖様を供養するため、
また、自然の恵みに感謝するためにお墓参りへ行きましょう。
まず、お供え物は、おはぎを用意しましょう。
おはぎやぼたもちは、お彼岸に食べられる定番ですが、
この風習は江戸時代から始まっていたそうです。
また秋には「おはぎ」を、春には「ぼたもち」を選びます。
それぞれに異なる意味があり、春はよい収穫をもたらすように、
秋には収穫を感謝するという意味があるそうです。
また、除厄の効果もあるとされています。
そして、お墓をきれいにしてからお供え物をあげましょう。
ご先祖様へ感謝の気持ちを込めながら、
お仏壇やお墓のすみずみまで手入れをし、お清めします。
また必要に応じて、お水やお花、線香を持っていきます。
ただし最近ではお供え物が禁止されている地域もありますので、
気を付けてくださいね。
まとめ
今まで、秋になるとなんとなくお墓参りへ行っていた方も、
お彼岸の意味がわかると、大切な行事の一つであることを
ご理解いただけたのではないでしょうか。
大事なことは、ご先祖様への敬意の気持ちですので、
感謝の心をもってお墓参りをしてあげてくださいね。
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