ちょっと頭痛がする、微熱があるという時も少しくらいならと無理をしがちです。
でも昔から風邪は万病の元といわれています。
ここではテスト前など休みづらい時に風邪をひいた場合の脳への影響や、対処方法についてお伝えします。
風邪で勉強はだるくてやる気がでない!
風邪をひくとはどのような状態なのでしょうか?
体の症状として、発熱、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰、食欲不振などが起こります。
これらの症状は体内に入ってきた異物のウィルスを追い出そうとするからだの自然な反応なのです。
また軽い風邪は体の抵抗力で自然と治ることも多いですが、小さい子どもや高齢者は重症化しやすく、きちんと治すこと、無理をしないことが大事です。
風邪でやる気がでなく、だるい時は体が休養を欲しがっています。
自然のことですので、可能ならしっかり睡眠をとってバランスのよい食事をとることが大事です。
でもだるくてやる気が出ないけどテスト前などで休むのも気になる場合はどのようにしたらよいのでしょうか?
体がだるくてやる気がでないの、体の自然の現象なので、あまり気にせず思い切って勉強をしないで休むのも1つの方法です。
風邪で勉強する時は脳はどうなっている?
風邪で勉強のやる気がでなくて休んだ方がいいとわかってはいるのですが、テストの直前で落ち着いて寝ていられないときもあると思います。
では脳はどのようになっているのでしょうか?
勉強に関係する脳の器官は、海馬と大脳皮質です。
タツノオトシゴに似た形の海馬は新しい知識を取り入れてそこで記憶を残すか忘れていいものかの整理をして短期記憶をするところです。
大脳皮質は海馬に貯められて整理された残す記憶を長期記憶しておくところです。
そして海馬の働きを強めるためにはθ波がでることが必要です。
このθ波はセロトニン神経が働いている時はでにくくなります。
セロトニン神経は別名「幸せホルモン」とも言われリラックスしている時に多くでています。
風邪の時は体がだるくなり、体を休ませることで風邪を治すことができるため、セロトニンが出現しやすくなっています。
したがって風邪の時に勉強すると効率が上がりにくく、記憶も残りにくいといえます。
風邪の時のテスト勉強はどうしたらいい?
睡眠中、脳は日中の活動を維持するために日中学んだことなどの情報を整理して脳の発育や修復、免疫防御を積極的に行っています。
このことから休息をとることは無駄ではないので風邪をひいて調子が悪い時は思い切って栄養を取って布団に入って体も頭も休ませることがいいです。
しかしテストが近くゆっくり寝ている気分じゃない時もありますね。
そんな時の勉強方法ですが、布団のなかで最近よくある勉強のサプリを見ることもよいでしょう。
また熱はなく咳だけで起き上がれそうなら寒くないように暖かくして机で勉強もできますね。
その場合の勉強は数学などの思考力を必要とするものより、単純に何度も書いて覚えるものなど負担が少ないもののほうが効果的でしょう。
得意なもの、やってみたいものをしていて、体が回復してから苦手なものをするのをおすすめします。
また風邪の諸症状は体が風邪のウィルスと戦っているための症状です。
実は風邪薬は風邪の根本を治すものはなく、発熱や咳、くしゃみ、鼻水などの症状を軽減させるための薬です。
インフルエンザは違いますが、普通の風邪は体の抵抗力で治っていくのです。
したがって風邪の症状がつらい時は薬を飲んで少し軽くしてから勉強することもいいでしょう。
ただし風邪薬の中には眠くなる成分が入っているものもありますので、服薬する時は気をつけましょう。
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まとめ
テストの前に風邪をひいてしまってあせってしまうこともあるでしょう。
具合が悪い時は効率も悪くなるためできればバランスのよい栄養を取ってゆっくり休んで早く風邪を治してから勉強することがよいでしょう。
しかし気になってゆっくり休めない場合は得意なこと、とりかかりやすい勉強を無理をしない程度するといいです。
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