風邪の時に汗をかくといい、ということは聞いたことがありますがサウナや水風呂は大丈夫なのでしょうか。
また、治りかけの場合はいつから入って大丈夫なのでしょうか。そんな疑問について、風邪の時にサウナや水風呂に入っても大丈夫なのか、お伝えいたします!
風邪の時のサウナは効果ある?
風邪を引いたら思いっきり汗をかけば治ると思って、サウナが効果的と考える方もおられると思います。
しかし、それは間違っています。
理由としてはいくつかありますが、サウナ効果では風邪は治りません。
風邪と言っても種類は一つだけではなく、例えば夏風邪等の原因になるアデノウイルス、というウイルスの予防策を見てみるとこう書いてあります。
感染を防ぐための温度は85℃以上。
サウナの中の温度は、100℃までありますがそれはあくまで湿気がある状態での気温のことであり、気体での温度ではありません。
ウイルスが死滅するくらいの85℃の湿気がある状態での気温に、人が耐えられるわけでもないので、皮膚表面のウイルスは除去できるかもしれませんが体内のウイルスには効果がないと言えます。
風邪のひきはじめに体温が上がりやすくなるのは体内の白血球が体内のウイルスと戦う働きを助けるためです。
白血球は37℃くらいで活動が活発化しますが、サウナのように高温の部屋に入る必要はなく横になって布団で寝るのがベストです。
むしろサウナに入ることで体力を消耗し、ウイルスに打ち勝つためのエネルギーを消費してしまうので無駄になりかねません。
なので、風邪の時にサウナに入るのは良くありません。
サウナ自体の効果としては、血行が良くなるので肩こりなどが解消したり、免疫力が上がったりするので風邪予防なら効果が期待できるかもしれません。
やはり1番は家でゆっくり布団に入ることでしょう。
風邪の時のサウナと一緒に水風呂は大丈夫?
サウナと水風呂はセットのイメージですが、風邪にはあまり効果がありません。
風邪の初期の場合はまだ体力が残っているため、効果があるように感じることもありますが根本的に風邪が治っているわけではないです。
風邪をいち早く治すためにはやはり、体温を温存させることが大切になります。
なので、体温を急激に上げたり下げたりする行為は体の体力を消耗することになり治りも遅くなる可能性があります。
水風呂自体の効果としては、自律神経が活発化するので活力が湧いてきます。
また、皮膚が引き締まるため湯冷めをしにくくなったり低血圧の人は低血圧が改善する効果もあります。
なので、風邪には効果がなくても風邪の予防策には効果があるかと思います。
風邪の時のサウナは治りかけに入っても大丈夫?
基本的には、治りかけでもおすすめはできません。
しかし、熱が引いてきて他の利用客にも風邪をうつさない程度まで回復している場合はサウナを利用してもよいと思います。
まだ、咳が出ていたり熱がある場合は他の利用客にもうつしてしまう可能性もあるのでおすすめできません。
まずはしっかり風邪を治してからサウナへ行きましょう。
その時も水分補給と湯冷めしないことが大切なのでしっかり体をあたためて湯冷め対策はしっかり行いましょう。
また、風邪の引き始めのときもほかの利用客にうつしてしまいそうならやめておきましょう。
しかし無理も禁物なので、風邪を治そうと思って無理に長くサウナに入ったり、水風呂に入ったりするとかえって悪化してしまうこともありますので、自分の体調としっかり向き合うことが大切です。
まとめ
風邪の時のサウナや水風呂は、基本的にはおすすめできません。
体内のウイルスは、湿気のない高温のサウナでは死滅せず皮膚表面のウイルスにしか効果がないことがほとんどです。
サウナの気体が体内に入ってくるところまでは、ウイルスが死滅するかもしれませんが風邪の根本的治癒にはなりません。
やはり、風邪の時は家でゆっくり休むことが大切です。
もし風邪の引き始めや治りかけの時にサウナを利用する場合も他の利用客に迷惑をかけないようにマナーを守って利用しましょう。
サウナを利用するときに温泉に入ってからの時もあると思います。温泉が風邪に与える影響についてもお伝えしていますので、ぜひ合わせてご覧ください。→風邪でも温泉に入ってもいい?温泉の効果は間違えると悪化することも・・・?
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