夏になると肌の露出が多くなりますが、その時に気になるのが『肌の色』ですよね。現代は美白の時代と言ってもいいくらいで、日焼けを嫌う方も多いと思います。
ですが、逆に『カッコよく日焼けをしたい!』と思っている方もいるのではないでしょうか?
綺麗な小麦色に焼けた肌はカッコよく見えるし健康的にも見えます。
男性の方ならたくましく見えるのも事実です。
人の皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層からできていますが、表皮の角質層に紫外線が入り込む時にメラノサイトがメラニン色素を放出することで黒くなります。
なので、カッコよく日焼けしたいと思ったらそれだけたくさん紫外線を浴びる必要があります。
日焼けオイルで最強なのは何?
夏だ!今年は海に行ってカッコよく日焼けするぞ!
とお考えの方もいるかと思います。
でも、ちょっと待ってください。日焼けをしたいからと言って、ただ闇雲に紫外線を浴びればいいというわけではありません。
なぜかと言うと、紫外線は皮膚にとって害にもなるからです。
シミやそばかす、シワの原因になってしまいます。せっかくカッコよく日焼けしたかったのにシミやシワがたくさんできてしまったら老けて見えるので残念な結果になってしまいます。
そこで必要なアイテムが『サンオイル』なのです。
サンオイルは日焼けを促進するアイテムだと勘違いしている方が多いですが、実はそうではありません。
サンオイルの役割とは皮膚をサンバーンという、いわゆる皮膚の火傷から皮膚を守るものです。
皮膚をいたわりながら日焼けをする効果が期待できます。
では、真っ黒に日焼けするのにはどうしたら良いのでしょうか?
まず、日焼け止めにはSPTという表示が記されています。SPTとはSun Protection Factorの略ですが、これは紫外線防止指数を意味します。一般的なサンオイルはSPT1〜4のものがあります。数値が小さくなるほど紫外線防止が弱くなるので、日焼けをしたい方は数値が低いものを選ぶと良いでしょう。
サンオイルにはローションタイプやクリームタイプ、スプレータイプなどいくつか種類があります。
ローションタイプやクリームタイプは伸びがよく、落ちにくいという特徴があります。スプレータイプは広い範囲に塗るのに適しています。
それぞれデメリットもあって、ローションやクリームはベトつきがあるので、砂浜などで使用すると砂が付いてしまうことがあります。スプレーはサラサラしていて使い心地は良いのですが、落ちやすくムラができやすくなります。
それぞれのメリットとデメリットを考慮して購入しましょう。
日焼けオイルの塗り方は?
そして気になる塗り方ですが、ムラにならないためには焼きたい部分全体をまんべんなく均一に塗る必要があります。
肌への影響も考えて、時々塗り直すことも大切です。
特にスプレータイプは落ちやすいのでこまめに塗り直したほうが良いでしょう。
水の中に入る場合はウォータープルーフのタイプのものを購入することをオススメします。
ムラのできにくい上手な塗り方ですが、まず顔に塗るときには『おでこ、頬、鼻、顎』に10円ほどの大きさでサンオイルを置きます。
それを隙間の無いようにしっかりと広げていきましょう。耳や首筋にも忘れずに塗ってください。
手や足に塗る場合は付け根から先まで一直線にサンオイルを置いて、それを螺旋を描く要領で均一に塗っていきましょう。
1日でたくさん日焼けしようとして無理をするとサンバーンという火傷状態になってしまう恐れがあるので、1時間くらいしたら肌の様子を確認しましょう。日陰で休憩をするのもいいと思います。
また、1日の限度は3時間くらいと考えておきましょう。サンオイルを塗っているからといって長時間日焼けをすると肌へのダメージが大きくなってしまいます。
特に肌が白い人や日焼けするとすぐに真っ赤になってしまう人は肌が日焼けに対して弱い可能性が高いので、無理をせずに少しつづ焼いていくようにしてください。
短期間で一気に焼くと肌が剥けてしまったり、すぐに色が落ちたりしますので、時間をかけて少しずつ焼いていくのがポイントです。
日焼けオイルで真っ黒になる方法!
小麦色よりももっと真っ黒になりたい!という方もいるかと思います。
実は、そんな方専用のサンオイルがあるんです。
SPT0(ゼロ)のサンオイルというものが販売されています。人気があるので品薄になっている可能性もあります。
ただ、ゼロということは肌を守る機能が無いということなので、これはある程度日焼けを続けていて日焼けに対して肌が慣れている方が使用するものだと考えておいたほうが良いです。
慣れている方でも、肌への影響は無いわけではありませんので、慎重に使用したほうが良いと思います。
日焼けに慣れていないけど出来るだけ黒くなりたいという方は、SPTの数値が低いものを使用することをオススメします。
まとめ
日焼けは1日にしてならずです。1日海で過ごしてたくさん日焼けすればいいというわけではありません。
一気に焼くと、肌へのダメージも大きくなりますので、段階を経て少しずつ焼くのがベストです。
また紫外線は人の体に必要なビタミンDを生成する働きがありますが、限度を超えるとシミやシワなどだけでなく、皮膚がんになる可能性もあります。
くれぐれも焼き過ぎには注意しましょう。
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