ワキや首まわりの黄ばみは気になりますよね。
汗による黄ばみの落とし方、自宅での洗濯の仕方などをご紹介します。
黄ばみの原因は、体から出る皮脂と洗剤や制汗剤の洗い残しです。
私たちの体には皮脂で覆われて、肌の乾燥を防いでくれていますが
汗と一緒にこの皮脂が洋服につくと、酸素や日光に触れ酸化します。
酸化した皮脂は雑菌の大好物です。
嫌な臭いや黒ずみ黄ばみが発生してしまうのです。
特にワキや首まわりは汗をかきやすい場所であるとともに
服と肌との密着点も多いため黄ばみができやすい場所です。
そして、この皮脂はいわば「油よごれ」であるため、洗濯では落とし切れていないことが多いのです。
洗濯しても落ち切れていない洋服をまた着る、そこへ皮脂汚れが付着して酸化するという具合に
どんどん汚れの上塗り状態になるため黄ばみがひどくなっていくのです。
汗の黄ばみの落とし方、自宅の洗濯でできる方法!
頑固な黄ばみ汚れは重層で洗うことが効果的です。
重層はホームセンターなどで購入できる工業用のものでOKです。
食用や医療用というのも売っていますがお値段が少々高くなります。
ただし工業用は口に入れるとお腹が痛くなりますので
小さなお子さんがいるお家であれば安全のため食料用を購入しておくほうが
よいかもしれませんね。
また、重層が手に入らなければ市販されている酸素系洗剤でもOKです。
色柄ものを洗える蛍光漂白剤が入っていないものを使用してください。
蛍光漂白剤が入っていると色落ちしてしまいます。
重層を使う方法
①黄ばみが気になる部分をぬるま湯で軽くぬらす(熱湯はダメ)。
②コットンなどは重層3、お酢2の割合、ウールなどの繊細な生地は1対1の割合で混ぜる
③②の重層とお酢を混ぜたものをいらなくなった歯ブラシなどで軽く、黄ばみ部分に塗り込みます。
④コットンなどは10分程度おく(炭酸ガスが発生して汚れが浮きあがります)、
重層とお酢を1対1で混ぜた場合は15分~20分ほどおきましょう。
長く塗り込みすぎると生地を傷めますので注意が必要です。
⑤塗り込んだまま洗濯機で通常洗いをします。
⑥できれば天日干し(太陽光のもと)しましょう。
部屋干しは雑菌の発生をまた招いてしまいかねません。
ただし、ウールなど繊細な生地の場合は風通しのよい日陰で干さないと
日光で色落ちの可能性があります。
雨の日や曇りの日でどうしても太陽光に当てられない場合は
扇風機やエアコンの風を利用してできるだけ素早く乾燥させることが肝心です。
雑菌が繁殖する時間は1時間~2時間といわれています。
部屋干しでなかなか水分が蒸発しないとまた雑菌が発生してしまいます。
また、黄ばみ汚れを防ぐひと手間があります、ぜひ行いましょう。
洋服を新しく購入したら撥水スプレー、もしくはベビーパウダーを黄ばみやすい部分に軽くつけます。
こうすることで黄ばみを予防できます。
ただし、必ず撥水スプレーかベビーパウダーのどちらか1つだけを使用してください。
両方を同時につけてしまうと効果は打ち消されてしまいます。
酸素系漂白剤使用の場合
洗剤の用法用量を守ってつけ置きします。
時間は30分以上は必要ですがあまり長いと生地が傷みます。
水や熱湯は不可です。
必ず40度~50度くらいのぬるま湯1リットルにつき10ミリリットルというのが目安です。
漂白剤の説明書にこの分量以下の分量が書かれてあると思いますが
黄ばみを取るという目的の場合は上記の分量を使用してください。
そのあと洗濯機で通常洗濯する工程通りに洗います。
首周りの黄ばみには、首周り専用洗剤を使用するのが効果的です。
また、首周りの汚れを予防する、シャツの首周りに貼るテープも市販されています。
汗の黄ばみはクリーニングだと早い?
クリーニング店へ出すと汗の黄ばみはとれるのでしょうか?
クリーニング屋さんの技術やサービスの差がありますから一概にはいえないでしょうね。
丁寧なところであれば、こちらからお願いしなくても
黄ばみを見つけて処置してくれるかもしれませんが
やってくれないところもあるでしょう。
黄ばみをとってほしいのであればクリーニングに出す際、
はっきりと、この黄ばみを取ってほしいということを伝えて可能かどうか聞きましょう。
お値段が多少UPすることは覚悟しておいた方がよいようです。
まとめ
大切な衣類をいつまでもきれいに着続けるために黄ばみがつけない工夫、
ついてしまったら素早い処置が肝心です。
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