初盆(はつぼん)といって、亡くなった年のお盆に法要をします。
ただ、宗派によって考え方に違いがあり、多くは四十九日を終えた時点でお盆になっていなければその年に初盆を迎えますが、たとえば7月30日に亡くなった場合、四十九日は9月ですので、初盆の法要を翌年するというところが多いようです。
日本では古くから、お盆にはご先祖様の魂が帰ってくるといわれています。
そのため、お盆の法要というものを行うのですが、初盆だけではなく宗派や地域によっては毎年お盆の法要を行うところもあります。
法要はお寺で行ったり、お寺のお坊さんが家に来て読経をしていただき、親族一同でお食事をするという形が一番多いようですね。
そんなときいったいどういった服装で行けばいいのか、ぜったいしてはいけない服装や持ち物のマナーは何なのか気になりますよね。
そこで今回は、女性が初盆や例年行われるお盆の法要に参加する場合の服装やアクセサリーなどについての注意点をまとめてみました。
お盆の法要での服装で女性はどんな服がいい?
お盆の法要は初盆のときには、亡くなってまだ間もないということから、服装は喪服のほうがよいですね。
絶対ということではありませんが、準備するほうも亡くなって最初のお盆の法要ということで、本格的にするところが多いようです。
バッグや靴に関してですが、お葬式のときの靴は殺傷をイメージする革製品や毛皮製品はマナー違反とされているので、靴なども革製でなく合皮のものを履くようにいわれています。
ベストはバッグも靴も布張りのものです。初盆のときにも同じ考えですよ。
あきらかに動物をイメージさせるクロコダイル型押しタイプのものは例え合皮でも絶対やめておきましょう。
初盆ではなく、例年行われるお盆の法要の場合は喪服を着ない人が多いようです。
平服でおこしください、といわれることもあるようですが、たとえそういわれても何を着てもいいということではないので注意したいものです。
法事などは3回忌までは喪服、以降は喪服ではない黒っぽい地味な服を着るという場合が多いようです。
お盆の法要も同じようにするとよいですが、初盆以外は地味めのワンピースやスーツ、ブラウスとスカートでもかまいませんが、ぱっと見たとき喪服に見えるような装いのほうがよいといえます。
上下黒のサマースーツや、黒のブラウスに黒のスカートなどだといいですが、黒色の洋服でなくてもダークグレーか濃紺でもかまいませんが無地のものを着るようにします。
また、ブラウスとスカートの場合はどちらか一方を黒色にすしたほうがいいですね。
ストッキングは黒もしくは肌色のものを履きます。
いくらあついからといって生足はいけませんよ。
お盆にお寺で法要があるときは女性はどんな服がいい?
初盆ではないお盆の法要もお寺で行われたり、各家庭で行う場合などあると思います。
お寺で行われる場合はきちんと喪服を着なければいけないのかと迷われるかもしれませんね。
故人を偲ぶ意味でも喪服を着るほうがよいという人もいますが、前章でもお話ししたように亡くなって3年くらいは喪服、それ以降は黒っぽい服装という考えでよいとは思いますが、過去の経験からいうとお寺という場所では黒い服を着るのが当たり前のような感覚が私たちにはあります。
お寺で茶色やグレーなど地味な色の服装を見るとなんとなく違和感を覚えるかもしれません。
お寺での法要は喪服、もしくは喪服に見えるような黒い服を着て行くほうがしっくりくるものですよ。
そして体の線がくっきりわかるもの、暑いからといって露出の多いものはNGですので気をつけましょう。
お盆の服装で女性がアクセサリーなど気を付けるポイントは?
お盆の法要の女性は服装以外にもアクセサリーも気になりますよね。
普段からつけている指輪やペンダントをしていてもいいのか、ベルトや時計などについてもマナー違反にはならないかなどです。
アクセサリー類でぜったいダメなのは、キラキラ光るものや派手なものです。
白か黒、グレーのパールの一連のネックレスやイヤリングなら大丈夫ですよ。
腕時計はマナー違反といわれていますのではずしておきましょう。
指輪も結婚指輪以外は外しておきましょう。
髪飾りは黒、ハンカチは白いものを用意するのがマナーです。
まとめ
お盆の法要は、宗派や親族によって考え方が違うものですが、女性の服装としてはお寺での法要でも自宅での法要でも初盆は喪服を着るほうがいいですね。
3年目以降は、黒っぽい地味な服装でも構いませんが、喪服を着てもかまいません。
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