盆提灯の意味や飾り方、飾ったあとの片付けや処分の方法ってどうしたらいいのか、初めてだとわかりませんよね。
初盆とそれ以降の普通のお盆でも飾り方や保管・処分などに違いがあります!
よく調べていないとわからないことがありますので、下の記事で解説させていただきましたので、お役に立てれば幸いです。
盆提灯の意味とは?
お盆はご先祖がかえって来られる時期として昔から認識されていますよね。
日本だけでなく、海外でもハロウィンはもともと日本でいうお盆の意味ですよね。
ご先祖様がかえって来られる目印としての役割が盆提灯です。
むかしは迎え火、送り火といって火を家の門前で燃やしていたのですがそれが江戸時代ごろに提灯へその火を移して飾る風習になって、いまの盆提灯となったというのが盆提灯の意味・由来ですね。
次に盆提灯の飾り方です。初盆と普通のお盆で違いがありますので、ご注意くださいね。
盆提灯の飾り方!初盆と普通のお盆の違いは?
盆提灯の飾り方は初盆とそうでないのとで違いがあります。
初盆の場合は白い無地の提灯(白紋天)を準備します。
そして、玄関や窓際に1つだけ飾るというのが初盆の飾り方です。
最近は防犯の事も考えて普通のお盆と同じように仏壇の前に飾られることもあるようですね。窃盗や放火、提灯の火が燃え移っての火事などになってしまうといけませんもんね。
初盆以外の普通のお盆の場合は柄入りの提灯を飾ります。
飾る場所は盆棚や仏壇の両脇に飾ります。数は両脇にかざるので合計2個~4個ですね。
初盆と普通のお盆の提灯の飾り方ですが、夜中明かりをつけておくというご家庭もあるようですが、火の始末などや明りに電球を使っている提灯は電気代のことを考えて夜中は消されるところも最近は増えているようですよ。
盆提灯の片付け、処分の方法!
片付けや処分の方法としては初盆とふつうのお盆の場合でもわかれてきます。
初盆で使う盆提灯は白紋天のものですので、1回だけの使用になります。
そのため、送り火で焼いたり、もしくは菩提寺で持っていき供養処分していただくというのがマナーですね。粗大ごみに出したりするのも物理的には可能ですが、実際には菩提寺へ持っていき供養いただくのが賢明だと感じますね。
絵柄の入った盆提灯は翌年にも使うことができますので、箱に入れて保管しましょう。
保管の際には飾っていた時についたほこりなどを落として、防虫剤を入れて保管が必須と思ってください。
盆提灯の火袋は天然素材を使用していることがあるため、虫が火袋を貼った糊を食べてしまうことがあります。そのため、防虫対策をしておかないと来年になって虫食いになっていて使えない!という事にならないように気を付けてくださいね。
数年使用してくたびれてしまった盆提灯はやはり菩提寺へ供養してもらうか相談するのがいいですね。初盆の盆提灯同様、そのまま粗大ごみに出してしまうのはいかがなものかと感じます。
せっかくご先祖様を導いてもらった盆提灯なので、気持ちを込めて供養していただくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
盆提灯といっても種類に違いがあり、飾り方も微妙にちがいがあります。
些細な事ですが、風習に厳しい地域だと厳密にご家庭ごとに決まりがあるかもしれませんので、この知識を前提にいただけると幸いです。
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