賃貸で引っ越しをする場合、掃除をするのが基本的なマナーです。
敷金の返金にも影響がある可能性もあります。
でも、いったいどこまで掃除したらいいのか、
またいつしたらいいのかなどは、よくわかりませんよね。
そこで今回は、あわてないように、賃貸の引っ越しの掃除に関する
あれこれについてまとめてみました。
引越しの掃除はいつすればいい？
家財道具をまとめる時間をとられて、体力も消耗してしまうのが
引っ越しというものです。
全てをまとめ上げてから、掃除は引っ越し当日や前日に、
なんて考えていると、結局できなかった
なんていうことにもなりかねません。
いつ掃除をしたらいいかといえば、引っ越しの日が近づいてきたら、
スケジュールを組んで順序立てて掃除する、というのがベストです。
スケジュールの組み方は、各家庭のライフスタイルによって
いろいろ違ってくるかと思います。
1人暮らしの人であれば、休日しか掃除できないでしょうし、
休日といっても、用事が入ることもありますよね。
引っ越しが決まったと言っても、1年も前からでは
引っ越し日までに、また汚れてしまいます。
とはいえ、家具などが運び出されるのは、引っ越し当日になります。
今日は風呂場、今日は窓、などというふうに、スケジュールを立てて、
1カ月くらい前から、こまめに順序立てて掃除しておくことを、
おすすめします。
家財道具全てを運び出したあと、家具やカーテンなどの後ろに
隠れていた汚れやほこりが一気に顔を出しますが、
今現在、目に見えている部分や、掃除をしやすい所から
始めて行きましょう。
そして、引っ越し当日、全て運び出された後で
最後の最後に全体の掃除機がけや、履き掃除、拭き掃除を行います。
荷物を運び出している最中に掃除をすると、邪魔になりますので
全て運び出されてから行いましょうね。
そのために注意しないといけないのは、バケツと雑巾、ほうきなどの
掃除道具を残して積み込みをしておくことです。
トラックに掃除道具まで積み込んでしまい、
最後の掃除ができなかった、ということのないようにしましょう。
賃貸で引越しの掃除はどこまでする？
賃貸で退居した後、大家さんは次の入居者のために
補修をしたり、掃除をしたりするものです。
それでもきちんと掃除をして、新居へと移りたいものです。
どこまで掃除をしたらいいかと、悩んでしまうかもしれませんね。
壁紙や天井などは、普段なかなか掃除しない場所ですが、
クモの巣が張っていたり、極端に汚れている場合は
拭き掃除をしましょう。
家具を運び出すと、隠れているほこりが出て来ますので
それも、きれいにしましょうね。
そしてなんといっても、汚れが目立つのは水回りや窓の付近になります。
引っ越しの当日は時間的に余裕がないので水回りの細かな掃除を
しなくてもいいように、数日前にしておきましょう。
窓枠やトイレ、台所などもあらかじめこまめにきれいに
しておきましょう。
引越しの時に掃除しないのは大丈夫？
どうせ、退居した後に、次の入居者のために
クリーニングするだろうから、引っ越しの時に掃除しないで
出て行っても大丈夫だと思われるかもしれませんが、
「立つ鳥、後を汚さず」ということわざもあるくらいです。
掃除をして、新居へと行きたいものです。
預けてあった敷金は、家賃の滞納や退居後の補修などのためのものです。
そういう意味では、退居時の部屋の状態は、返金額にも影響がある
可能性があるということです。
引っ越しにはお金がかかるものですので、
業者に頼むということはしなくても大丈夫ですが
自分ができる範囲で、掃除をしましょう。
借主つまり入居者は部屋を出て行く時、部屋の現状を回復して
明け渡す義務がある、とされています。
とはいえ、何も新品同様にして明け渡すという意味ではなく
故意や不注意で損失や、ひどく汚損させたものを
回復させなければいけない、ということです。
大家さんと借主とのトラブルは、これらの認識の違いから
くることが多いのです。
大家さんは、回復させるためにお金がかかるほどの傷みだと思い、
借主は通常使用する程度の傷みだと主張するのです。
どちらにしても、大家さんに文句をつけられないように
きれいにしておくほうがいいということです。
まとめ
賃貸の引っ越しの時は、バス、トイレ、流し台などの水回り
床やたたみ、ベランダの掃き掃除、窓まわりの拭き掃除を
しておきましょう。
掃除はまとめてすると大変ですが、１カ月くらい前から
スケジュールを組んで、今日は玄関、今日は風呂場というふうに
こまめにやっておくといいですよ。
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