細菌やウイルスに感染して、嘔吐や下痢をする症状のことを
胃腸風邪ともいわれています。
通常は食事どころではなくなるのですが
症状が軽減されると、消化のよい食事を
徐々にしていけるようになります。
胃腸風邪も、温かく安静にするに限るのですが
仕事でどうしても休めないという人も多いですよね。
しかも、まだすっきりと治りきっていないときに
飲み会などに出席しなければいけなくなったときは
何を食べたらいいのか悩むことだと思います。
そこで今回は、胃腸風邪のときの飲み会に参加するのか
しない方がいいのか、またもし参加するのであれば
何を食べたらいいのかをまとめてみました。
胃腸風邪の時の飲み会はどうすればいい?
胃腸風邪にかかっているときに飲み会に誘われた場合
一番いいのは、お断りすることです。
胃腸風邪は細菌やウイルスに感染していて
消化器官にダメージを負っている状態です。
少々症状が軽減したからといって
すぐに回復しているわけではありませんよ。
飲み会で会場に選ばれるのは、
居酒屋さんやレストランが多いと思いますが、
胃腸風邪になった体に負担がかからないような
メニューが少なく
もしあったとしても好きに注文できるとは
限りません。
そして自分も、周囲の雰囲気に負けて
つい気持ちが大きくなってしまい、
揚げ物などをたくさん食べてしまうということも
考えられます。
また、最近やウイルスは症状が治まってからでも
1ヶ月くらいは体から出続ける場合もあるので
周囲の人にうつってしまう可能性もあるのですよ。
もしどうしても参加する場合は
そのことをよく考えて、揚げ物や消化の悪い生野菜
生魚や赤身のお肉などは避けるようにしましょう。
和食のお店なら、うどんやおかゆ、雑炊、白身の魚などを
注文するといいですね。
そして、周囲の人にうつさないように手洗いを徹底する
ようにしてくださいね。
また、自分が口やお箸を付けたものは
人が食べないようにするなどの配慮をしなければいけません。
胃腸風邪の時にビールなどのアルコールは大丈夫?
飲み会メニューは、お酒が主役になりますが
胃腸風邪のときにビールなどのアルコールを飲んでも
いいのか迷いますよね。
気持ちとしては飲みたいところだと思いますが
控えたほうがいいですよ。
おとうさんたちがよく、「アルコール消毒!」なんて
いっていますが
消毒に使うアルコール度数は70度もあるのです。
片や私たちが口にするアルコールの度数は
10度からせいぜい20度ですよね。
しかも唾液や胃液、食べ物で薄められてしまうのですから
消毒効果は見込めません。
アルコールは確かに血管を拡張してくれるので
飲むと血行がよくなり、体も温まるように感じます。
ただ、利尿効果が高く、体の水分は急速に外に出て行きます。
胃腸風邪のときには、ただでさえ脱水気味になっているのですから
アルコールで体内の水分が外に出てしまうと
症状が改善しにくく、悪化する場合もあり得ます。
とくにビールは、冷たく一気に飲んでしまうものなので
胃腸風邪のときには飲まないようにしましょう。
胃腸風邪の時の飲み物で適切なのは?
アルコールは胃腸風邪にはよくないのなら
飲み会では何を飲めばいいのでしょうか?
一番いいのはスポーツドリンクです。
しかも、胃腸風邪のときによい飲み方は
少しずつ飲むのです。
でも、飲み会のときに、そういうことはなかなかできない
ですよね!
アルコールはダメ、スポーツドリンクはメニューにない
となれば、ソフトドリンクの中から探しましょう。
胃腸風邪のときに口にしてもいいのの条件は
消化がよいもの、そして体を冷やさないものです。
りんごジュースや柚子茶などがあるといいですね。
コンソメスープなどもいいですよ。
ソフトドリンクでも、オレンジジュースや
グレープフルーツジュースなどは
酸が胃を刺激してしまうので避けたほうがいいですね。
ウーロン茶や日本茶はカフェインが多いので
利尿作用が強く働き胃への刺激も強めです。
胃腸風邪のときには、ほうじ茶などのほうがいいですよ。
まとめ
胃腸風邪にかかってしまったら
症状が治まってもしばらくは飲み会などは
控えた方がいいのですが
どうしても参加しなければいけない場合は
注文するものに注意しましょう。
消化がよく体を冷やさないものとして
りんごジュースや柚子茶、コンソメスープなどにします。
また、人にうつさないように
自分が口を付ける食べ物やお箸には
十分気をつけましょう。
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