気持ちよく昼寝をしていたら突然大きな音が聞こえて目がさめてしまった。
何の音かと思ったら、自分のいびきの音だった。何ていう経験がある人も結構いるのではないでしょうか?
学校や会社などで自分のいびきを聞かれて恥ずかしい思いをした方もいると思います。
そんな昼寝といびきの関係とはなんでしょうか?
いびきの原因や対策までまとめてみました。
昼寝でのいびきの原因は?
お昼ご飯の後にお腹が満足すると、ついつい眠くなってお昼寝をしてしまうことってありますよね。
学生なら夕方学校が終わって帰宅したら疲れていて眠ってしまうということもあると思います。
そんな時にいびきをかいてしまう人もいるようです。
昼寝のいびきの原因は疲れによるものと思われます。
夜にいびきをかかなくても、昼寝の時に疲れているといびきをかくことがあります。
昼寝の時に毎回いびきをかくなら別ですが、たまにいびきをかく程度なら気にすることはないでしょう。
問題は夜に寝ているときです。毎日いびきをかいている人やいびきで目が冷めてしまう人は楽観視できません。
通常いびきの原因として考えられるのは次のとおりです。
- 太っている
- 鼻が詰まっている
- 扁桃腺が大きい(特に子供)
- 顎が小さい(特に女性)
- アルコールや睡眠薬
- 加齢
そもそもいびきが起こる原因は気道が塞がれて狭くなることで空気の通りが悪くなり、呼吸をした時に狭くなった気道が振動することで起こります。
なので太っている人は喉の周辺にも脂肪がついていますので、気道が狭くなってしまいます。
アルコールや睡眠薬を摂取した場合は舌の付け根の筋肉が緩んで気道を塞いでいびきをかいてしまいます。
加齢の場合も顎周辺や舌の筋肉が弱るので気道を塞ぎやすくなってしまいます。
風邪や鼻炎などで鼻呼吸ができない状態だと、口で呼吸することになりますが口を開けると顎の位置が喉に近づきます。そうするとやはり気道が狭くなってしまいます。
顎が小さな女性も同じように気道が狭くなり、いびきをかいてしまいます。
子供のいびきでは扁桃腺が大きくなってしまっていることで、気道を塞ぐのが原因となる場合が多いようです。
自分のいびきで目が冷めてしまう人はもしかしたら危険な場合があります。
それは睡眠時無呼吸症候群です。
睡眠時に10秒以上呼吸が止まり、それが7時間に30回以上、1時間に5回以上ある場合は睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いです。
睡眠時無呼吸症候群にかかると日中に強烈な眠気に襲われたり、倦怠感や疲労感を感じることがあります。突然死のリスクも高くなりますので兆候が感じられた場合は病院で診察をしてもらったほうが良いでしょう。
昼寝でいびきで起きるくらい大きくなることってある?
昼寝で自分のいびきが原因で目が覚めてしまったことってありますか?
筆者は中学生や高校生の頃に学校から帰ってあまりに疲れて寝てしまった時に、ものすごい音で目が覚めた経験があります。
実はそれが自分のいびきの音だったのですが、とても大きいいびきだったと思います。
なんせ寝ていて目が覚めてしまうほどですから。
いびきで息苦しく目が覚めたのではなく、明らかにいびきの音が大きくて目が冷めました。
なので、昼寝の時に目が覚めるほど大きないびきをかくことはあると言えます。
きっと皆さんの中にも同じような経験はあるのではないでしょうか?
でも、とても疲れていた時にたまたま大いびきをかく程度なら気にしなくてもいいと思います。
昼寝のたびにいびきをかいて目が覚めるようでしたら、何らかの対策を考えたほうが良さそうですね。
対策は次の章を参考にしてみてください。
会社で昼寝の時のいびきの対策は?
最近では企業によっては昼寝の時間を設けているところもあるようです。
どのような形で昼寝をするのかは会社によっても変わってくると思います。
デスクで伏せるようにして寝るのか、ソファなどで横になって寝るのか。
寝方によってもいびきをかいたりかかなかったりします。
まずデスクで伏せるようにして寝る時は気道が塞がることはあまりないので、いびきをかくとは少ないと思います。
むしろソファなどで横になって寝るときのほうがいびきはかきやすくなります。
会社で昼寝をするときの限定としての対策は横を向いて寝ることです。
これならすぐにでも対策できますね。
仰向けに比べると横を向いて寝たほうが気道が塞がれにくくなりますので、いびき対策として期待できます。
他には、例えばソファの肘掛けを枕代わりにして寝ている場合は頭の位置が高すぎる場合もあります。
頭の位置が高くなると気道が塞がれますので、ソファの肘掛けを使わずに枕を使用したほうが良いかもしれません。
会社に枕なんて持っていけないという場合は、折りたたんだタオルやバスタオルを数枚重ねてちょうどいい高さにすれば、いびきをかかずに寝ることが出来るでしょう。
会社での昼寝の対策だけでなくいびきをかく人は普段の就寝時の対策もしておいたほうが良いと思います。
普段の睡眠時のいびきを抑えることも昼寝の時にいびきをかかないようにするための対策となるからです。
なので、普段の睡眠時のいびき対策についてもリストアップしてみます。
- ダイエットをする
- 横向きに寝る
- 枕を変える
- 鼻づまりを治す
- お酒や睡眠薬を控える
- 舌や顎周辺の筋肉を鍛える
- いびき対策グッズを使用する
- 生活習慣を変える
という感じです。
太っている人は当然ですがダイエットすることで喉周辺の脂肪が減るので、いびきを改善できる可能性が高くなります。
鼻が詰まっていることが原因でいびきをかく人は鼻詰まりを治すことでいびきが改善できます。
加齢などで舌や顎の筋肉が弱っている人は『あっかんべー』をする要領で舌を出したり回したりして、舌の付け根の筋肉を鍛えることでいびきが改善できるでしょう。
枕が高すぎたり低すぎたりしても気道が塞がれますので自分にあった枕を使用しましょう。
抱きまくらがあると横向きに寝やすくなりますのでなお良いと思います。
いびき対策グッズを使用するのもオススメです。
ブリーズライトやマウスピースといったものがあります。
いよいよとなったらCPAP治療というものもあります。
これは酸素マスクのようなものを装着して酸素を送り込む装置です。
睡眠時無呼吸症候群の方は特に効果があるようです。
まとめ
たかがいびきと言って侮ってはいけません。昼寝のちょっとしたいびきならそれほど心配もいりませんが、夜の就寝時にいびきをかく頻度が高い場合は何らかの対策を考えたほうがよさそうです。
自分がどれほどいびきをかいているのか、一人で寝ている人の場合は分かりませんね。
そのような場合はいびきをどれだけかいているかを測るアプリがありますので、それを使って調べてみるのもいいと思います。
いびきをかいている場合、睡眠の質が低下している恐れもありますので、出来れば改善したいものですね。
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