昼寝は午後から元気に過ごすために効果的です。
しかし、中には昼寝のあと動悸を感じて寝るのが不安という方もいますよね。
なので、ここではその昼寝の後に動悸を感じる原因とその対処法をお伝えします。
昼寝で動悸が起きる原因は?
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。
レム睡眠は浅い眠り、ノンレム睡眠は深い眠りで、人は普段の睡眠ではこの2つの睡眠を90分くらいで繰り返すといわれています。
昼寝は短い時間ですので、レム睡眠で目覚めることが多いです。
浅い眠りのレム睡眠から目覚めた時に動悸が起こることが多いです。
レム睡眠は、体は休んでいても脳は動いているので、夢を見ることも多いですが、自律神経も乱れやすいといわれています。
なので昼寝のあと、たまに動悸がするくらいならあまり気にしなくても大丈夫です。
しかし、頻繁に動悸がするなら、ストレスが原因かも知れません。
ストレスのためすぎも自律神経が乱れやすいです。
自律神経の乱れを正していくにはストレスを解消していくのが良いので、
趣味やスポーツなどで気分転換を図るといいですよ。
動悸は寝る姿勢によって起きてしまう?
動悸が起こる理由に自律神経の乱れがあります。
良質な睡眠をすることで自律神経も快調になり動悸も軽減されます。
では良質な睡眠をするにはどのような寝る姿勢がいいのでしょう?
仰向けで寝るのは、背骨や腰に負担をかけないということでよい方法といわれています。
うつぶせ寝は心理的に安心するので好む人もいますが、呼吸や腰の負担を考えるとあまりおすすめできません。
一番おすすめは横向きで寝ることで、気道が確保できるので呼吸が楽にできるからです。
あと、意外と見落としがちなのが、寝る前の過ごし方です。
食事をしてすぐに寝ると消化をする時間がないため寝る2時間くらい前に食事を終えるのが望ましいです。
また最近はベッドの中でも携帯電話やスマートフォンを扱う人がいますが、ブルーライトが安眠を妨げる作用があるため寝室には持ち込まないようにすることも大事ですよ。
左下で寝ると動悸が起きる?
背骨が自然なカーブになるため横向きで寝るのは効果的ですが、内臓が左右対称に合うわけではないので、左下に寝るのと、右下で寝るのは体調に変化があります。
左下で寝ると、リンパの流れがよくなったり、血管が圧迫されにくいため血流をよくすることがわかっています。
妊娠中期以降の方は血流がよくなり負担が少ないため左下で寝ることを勧められています。
また、心臓は左側にあるため、左下で寝ると心臓に重さがかかり負担になります。
そのことから動悸がしやすくなるといえます。
また臓器の中でも重い肝臓も心臓の近くにあるのでさらに心臓に負担になります。
ただし逆流性食道炎がある方は左下に寝ると胃酸が逆流しにくいのでおすすめします。
では右下で寝るとどうでしょうか?
右下に寝ると心臓の負担が軽くなります。
また消化器官は左から右に流れるため消化を助ける効果があります。
いずれにしても横向きに寝ることはいい面もありますが、やわらかすぎる寝具で寝ると骨盤や背骨が不自然な形になり歪みにつながりやすいので、注意が必要ですね。
寝ると起きる動悸を解決するには?
目覚めてすぐに動悸を感じた時、まず深呼吸をしてみましょう。
自律神経が乱れている場合は深呼吸することによって交感神経が優位になって自立神経のバランスがよくなるため効果的です。
また動悸が強く感じられたら安静にして様子を見ましょう。
ストレスからくる動悸だと、体や精神上の負荷を軽くすることを考えましょう。
がんばりすぎからストレスをためてしまうことがあるので、することの8割程度にしてゆったりの心持ちも大事です。
様子を見て少し改善してきたら軽く体を動かすことも効果的です。
呼吸を伴って行うヨガのポーズも効果が期待できそうですね。
まとめ
昼寝や睡眠のあと動悸が起こる時は軽い時は心配しなくても大丈夫なものもありますが、強いものや続く時は一度お医者さんに見てもらうほうが安心するでしょう。
多くの場合は良質の睡眠が取れていない時に起こりやすいですので、自分にあった寝かたや枕の高さ、布団の固さなどで解決できることもありますよ。
寝る向きにも気をつけてみてくださいね。
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