そのまま食べたり、サラダにいろいろな料理のトッピングに大活躍のゆで卵ですが、使うたびに1個ずつゆでるのはめんどくさいですね。
ではゆで卵は作り置きができるのでしょうか?
ここではそんな情報をお伝えします。
ゆで卵が腐るのは常温・冷蔵庫でどれくらい?
スーパーなどで売っているパックに入っている卵を見ると最近は賞味期限が書いてあるシールがよく張っています。
賞味期限とは生で食べられる期限のことです。
見てみると約2週間の日付が書かれています。
生卵は約2週間持つのですね。
ではゆでた卵はどうでしょうか?
普通は火を通した食べ物の方が生のものより日持ちがよくなります。
でも卵は違って、ゆで卵の方が日持ちしません。
これは生卵の白身に含まれるリゾチウムという成分が細菌から卵を守ってくれているので2週間くらい持つのです。
でもリゾチウムは火を通すと効果が薄れるので、腐りやすくなります。
ではゆで卵はどのくらい持つものでしょうか?
普通食品が腐るのは37度以上で8時間経過したときです。
ですので冬で気温が12,3度以下の場合は常温で2,3日保存が可能です。
夏場は気温も湿度も高いので常温での保存は避けたほうがいいです。
真夏は冷蔵庫に入れても一日程度が限度です。
また茹でる時に殻にひびが入ったものや殻をむいてしまったゆで卵は細菌が繁殖しやすいため作ったらすぐ食べることが大事です。
固ゆで卵は上記の賞味期限ですが、半熟卵はとても腐りやすいですので、お弁当には入れないほうがいいですし、作ったらすぐ食べることを心がけてください。
ちなみに余ってしまったゆで卵は煮卵にすると冷蔵保存で2~3日と少し持ちます。
煮卵がいいのなら、おでんに入れたものやしょうゆ漬けもいいですよ。
またゆで卵は冷凍保存もできるんです。
丸のままだと白身がスカスカとスポンジ状になるためだめですが、ゆで卵をフォークなどでつぶしてマヨネーズで和えておくと冷凍保存できます。
これだと冷凍庫で約1ヶ月もちますので、すぐにサンドイッチの具や卵サラダにすることができますね。
腐っているゆで卵の見分け方
冷蔵庫に入っていたいつ作ったか忘れてしまったゆで卵が、腐っているか大丈夫か見分ける方法はあるでしょうか?
剥いて見てみましょう。
まず硫黄のようなツーンとしたいやなにおいがきつい時は腐っています。
次に白身を見てみましょう
白身に粘りがあると腐っています。
殻の内側にねばついた感触があり、糸を引いたような状態だと腐っています。
生卵では殻をむかずに腐っているか、大丈夫か見分けられます。
卵を水に浮かべてみて、沈むと新しい卵、浮くと古い卵です。
ゆで卵が腐ると味や臭いはどうなる?
ゆで卵が腐ると臭いが強烈になりますので、すぐわかります。
硫黄のような強烈なツーンとしてきます。
また本能的にそのような臭いがきつい時は口に入れようとは思いませんが、もし入れてしまったら口に刺激がありますので、すぐに吐き出しましょう。
腐った卵はサルモネラ菌の食中毒の恐れがあり、これはかなり強い菌なので症状も重いです。
症状は下痢、嘔吐、中には熱のでる方もいます。
そんな時は自己判断せずに必ず医療機関を受診しましょうね。
ただもしかして腐ったゆで卵を食べたかも?と不安に思うときも食後12~20時間で症状がでますので、食べてから20時間過ぎてから症状がでなかったなら大丈夫でしょう。
まとめ
毎日の食事によく使われる卵、ゆで卵はサラダに、トッピングに、また丸のままでと使い勝手がいいですね。
しかし卵中毒は結構きついですで、なるべく作り置きはせずに安心しておいしいゆで卵を食べてくださいね。
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