夏の暑い日に眠くなることはありませんか?昨日あまり眠れなかったから、何だか眠い…なんてこともありますよね。
ただ眠いだけなら良いのですが『だるい』などの他の症状を伴う場合は注意が必要です。その場合はもしかしたら、熱中症かもしれません。
熱中症といえば高熱や頭痛、立ちくらみなどの症状がよく知られていますが『眠気』という症状もあるのでしょうか?また、同時にダルさを感じることもあるのでしょうか?
ここでは熱中症と眠気、ダルさの関係についてまとめてみました。
熱中症の症状で眠気は出る?
熱中症は暑い日に体の水分や塩分が不足して起こる症状です。眠っている間に大量の汗をかいた場合でも、水分が不足してしまうので熱中症になってしまうことがあります。
もし、寝ている間に熱中症にかかってしまった場合、日中に強い眠気を感じるかもしれません。
朝起きた時にぐっしょりと汗をかいていたり、ダルさを感じた場合は注意が必要です。
熱中症は3段階に別れて症状がまとめられています。第一段階はめまいや筋肉痛、こむら返りなどの症状を伴います。第二段階は頭痛や吐き気、倦怠感などが起こります。
そして第三段階では意識喪失や高熱、けいれんなどが起こります。
これらの第一〜第三段階のどのレベルでも眠気を感じることがあります。
なので、眠気以外に他に症状があるかどうか、あった場合どんな症状かを確認することで今の熱中症のレベルが分かります。
特に第三段階の場合は重度の熱中症なので、場合によっては救急車を手配する必要があります。
熱中症で眠気と一緒にだるさが出る?
ただ眠いだけの場合は熱中症かどうかの判断をするのは難しいです。熱中症の場合には眠気と同時に他の症状を伴うことがあるので、それによって判断が付きます。
この時に眠いだけでなく『ダルさ』も感じる。という場合は危険な状態かもしれません。
第二段階と第三段階では、それぞれ倦怠感と意識喪失があります。これらの症状が原因で『ダルさ』を感じさせている可能性が高いです。
少し休んでも改善しない場合や、声をかけても反応が悪いもしくは反応が無い場合はすぐに病院へ連れて行くか、救急車を手配したほうが良いでしょう。
運動後に眠気を感じたりダルさを感じた場合も熱中症が原因かもしれません。運動で疲れたのか、熱中症で疲れたのか判断しにくいこともあります。
長い時間野外で運動をした場合には熱中症を疑ったほうが良いと思います。
特に頭痛や吐き気を伴う場合は熱中症の可能性が高くなります。
熱中症で眠気を感じた時の対処は?
ただの寝不足で眠いだけなら問題ありませんが、頭痛や吐き気、倦怠感など熱中症の症状が出ている場合にはきちんとした対処が必要です。
対処法は基本的な熱中症と同じです。涼しいところで十分な水分と塩分を補給して休みます。オススメはスポーツドリンクか経口補水液です。
もし、食べることができるのなら、塩むすびや塩飴などで塩分を補給するのも良いでしょう。
首や脇、足の付け根などの太い血管が通っているところを氷などで冷やします。
しばらく様子を見て改善すればよいですが、しないようならば病院で診察を受ける必要があります。
自分でドリンクを飲めない状態なら点滴を打つ必要も出てきます。
まとめ
熱中症の原因は全て、気温が高い日に水分と塩分の不足により起こる症状です。
普段からこまめに水分や塩分を摂取することが大事です。
この時お酒やお茶で水分補給しても利尿作用で逆に体の水分が失われてしまうので意味がありません。
水分補給はスポーツドリンクか経口補水などで補給しましょう。
エアコンを使用して部屋を涼しくしたり、十分な睡眠を取ることも大切です。
もし、眠気が続くようならば、一度病院で診察を受けましょう。
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