中学生や高校生の方の中には、もっと身長を伸ばしたいと思っている方もいると思います。
身長を伸ばすには睡眠がとても重要となります。
では、昼寝って身長を伸ばすのに有効なのでしょうか?
身長を伸ばしたくて毎日欠かさずお昼寝をしている方もいるかもしれませんが、果たして効果はあるのでしょうか。
昼寝で身長が伸びるって本当?
そもそも身長を伸ばすには『成長ホルモン』というものが大きく関係してきます。
この成長ホルモンは睡眠時に多く分泌されます。
ところが成長ホルモンが分泌されるのには2時間以上の睡眠が必要となるのです。
でも、2時間以上昼寝をすることっとあまり無いですよね。それにあまりたくさん昼寝をしてしまうと夜の睡眠に影響が出てきますので、長時間の昼寝はオススメできません。
夜にしっかりと睡眠を取る必要があるのです。
1日に必要な睡眠時間は小学生だと10時間以上、中学生や高校生ですと8時間から9時間は必要と言われています。
でも、実際はこれよりも睡眠時間が短くなっている方が多いようです。
なので、睡眠不足を補うのには昼寝は有効な手段となります。
ですが、夜にしっかり寝るためには昼寝の時間を長くとってはいけません。
昼寝をしすぎると夜になかなか眠ることができなくなってしまうからです。
そうすると身長を伸ばすのには昼寝は逆効果となってしまいます。
昼寝の時間の目安としては15分から30分位と考えておきましょう。
赤ちゃんや幼児は寝るのも仕事ですね。成長するためにたくさん寝る必要があります。
なので、お昼寝もしっかりしておいたほうがすくすくと成長します。
中学生や高校生が昼寝で身長が変わる?
中学生や高校生くらいになるとどうでしょう。身長を伸ばすのに昼寝は必要なのでしょうか?
結論から言うと昼寝自体に身長を伸ばす効果は残念ながらありません。
しかし夜の睡眠の質を上げるためには昼寝が有効となる場合もあります。
夜に十分に睡眠をとるには昼間のうちにしっかりと体を動かしたり日光にあたっておく必要があります。
人間は日光を浴びることによって体内時計の調整をします。それによって夜になると眠気が出てくるのです。
さらに日中にしっかりと体を動かして疲労しておけば、寝付きも良くなりぐっすりと眠ることが出来るのです。
身長を伸ばすのには質の良い睡眠が欠かせないので、適切な睡眠時間を十分にとる必要があります。
しかし、睡眠不足などで疲れてしまうと体を動かすのも億劫になります。集中力も続きません。
なので短い昼寝をとることで脳の疲れも取れ、勉強にも集中できますし午後の活動を活発にすることができます。
それによって程よく体を疲労させることが出来るので、夜の睡眠の質が上がるのです。
昼寝で身長への効果って結局どうなの?
昼寝をすることによって夜の睡眠が上がるということでしたね。
昼寝自体には身長を伸ばす効果はありませんが、昼寝を適切に行うことで夜の睡眠が向上する。
そして成長ホルモンがたくさん分泌されます。
結果として身長も伸びてくるということになります。
なので、昼寝は身長を伸ばすのには有効であると考えて良いでしょう。
最後に夜の睡眠の質を良くするためのポイントをご紹介します。
- 寝る前のスマホやテレビを見ない
- 夕方以降は運動をしない
- 入浴時は湯船にしっかりと浸かる
- ベッドは寝る時以外使用しない
- 寝る時は部屋を暗くする
- 夕方以降はカフェインは摂取しない
スマホやテレビのブルーライトは脳を覚醒してしまうので寝る前の使用は控えたほうが良いです。
また運動も同じく覚醒させてしまいますので夕方以降は運動もしないほうが良いでしょう。ただ、運動は骨を丈夫にするなど成長に必要なので昼間のうちはしっかりと運動をしておいたほうが良いですね。
そして入浴ですがシャワーだけで済ませずにしっかりと湯船に浸かりましょう。
身体が温まり、冷めてくると副交感神経の活動が活発になりよく眠ることが出来るようになります。
なので暑い夏でも湯船に浸かる習慣をつけたほうが良いですね。
お茶やコーヒーが好きな方もいると思いますが、お茶やコーヒーにはカフェインが入っています。カフェインは脳を覚醒させる作用があるので夕方以降は飲まないようにしたほうが良いですね。
まとめ
身長を伸ばすのには成長ホルモンが欠かせません。
成長ホルモンは特に就寝時に多く分泌されます。だからといってたくさん昼寝をしてはいけません。
なぜなら夜の就寝時に最も多く成長ホルモンが分泌されるからです。
昼寝の時間を多くとってしまうと、夜になかなか寝付けなくなり睡眠時間が減ってしまいます。
そうすると十分な睡眠時間が確保できずにかえって成長の妨げとなってしまいます。
なので、昼寝をする時は30分以内にしておきましょう。
適切な昼寝をすることで夜の睡眠の質が上がり、身長を伸ばす効果が期待できます。
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