毎年流行しているインフルエンザ、よく耳にする病気ですが風邪とは違い感染力も強く気をつけないとひどくなりますね。
熱が下がっても首が痛いという方もいると思います。ここではインフルエンザに伴う首の痛みについてお伝えします。
インフルエンザで首こりが起こることってある?
インフルエンザになると首が痛くなるという人がいます。
首こりはどうして起こるのでしょうか?
まず普通の風邪とインフルエンザの違いを見てみましょう。
発症ですが、インフルエンザは急激に、風邪はゆっくり悪くなります。
発熱はインフルエンザでは38度から39度と高熱に対して風邪は底まで高くならないことが多いです。
原因はインフルエンザではインフルエンザウィルスですが、風邪は様々なウィルスや最近によるものです。
一番の大きな違いは風邪では発熱と咳、鼻水、のどの痛みだけですが、インフルエンザはそれに加えて関節痛や倦怠感など全身の症状があります。
このことからインフルエンザで起こる筋肉痛によって肩こりも起こり、肩から首の痛みも起こることが考えられます。
もう1つ考えられることで、首には大きなリンパ節があり、それが腫れて痛みを伴う場合があります。
以上のことから、インフルエンザになると首こりという症状が起こることがあると考えられます。
インフルエンザで首が痛いときはどうしたらいい?
インフルエンザで首が痛いならインフルエンザを治すことが一番です。
インフルエンザの症状が治まってくると自然とだんだん首の痛みも治まってきます。
ではどうすればインフルエンザが早く楽になるのでしょうか?
インフルエンザに効く薬にタミフルやリレンザ、イナビル、ラビアクタなど抗インフルエンザウィルス薬があります。
吸引粉末剤やカプセルや錠剤の服用する薬です。
それらの薬は発症後48時間以内に投与しなければ効果がでにくいのですが、服用するとウィルスの増殖を抑えられ、高熱の期間が短くなる場合が多いです。
その他の治療や生活上のポイントとして、安静にして休養をとる、栄養もできるだけ取る。
睡眠を充分にとる、水分補給も飲めるものを充分にとる。
など無理をせずゆっくり休むことが治すために大事なことです。
それでもまだ首が痛いならシップ薬を貼ってもいいでしょう。
気をつけることは無理に首をもまないことです。
痛いからといって首をもみたくなるかもしれませんが、そこはじっと我慢しましょう。
インフルエンザの症状が治まるとだんだん筋肉痛や関節痛は治まってきますので、首の痛みも楽になると思います。
それでも痛みが取れないときは他に原因があると思いますので、整形外科など病院を受診したほうがよいでしょう。
インフルエンザで首のリンパが腫れることはある?
高熱がでた時や歯が痛いときなで節々のリンパ節が腫れてグリグリと手に触ってもわかるようになりますね。
インフルエンザも高熱が出る場合が多いですので、リンパが腫れる時があります。
ではリンパとはなんでしょう?
リンパとは血管と同じように体中に張り巡らされるように通っているリンパ管、その中を通っている血しょうの一部のリンパ液、また体の末端からだんだんまとまって心臓まで行きますが、接合しているところをリンパ節と呼び全てをあわせてリンパと呼んでいます。
リンパの役割は体内の老廃物の回収と運搬、最近や異物が体内に入らないようにする免疫機能があります。
リンパ節では細菌やウィルスなどの異物を捕らえて活発に攻撃をするために炎症を起こして腫れます。
ですからインフルエンザになるとリンパが腫れるということは、リンパ節でインフルエンザウィルスをやっつけるために戦ってくれているということなのです。
まとめ
インフルエンザは早めに病院にかかり適切な処置を行うと大丈夫です。
インフルエンザに伴って首の痛みやリンパの腫れも起こることがありますが、インフルエンザの症状が治まると痛みも治まりますので、安心してください。
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