風邪をひいているときにお酒を飲むことって大丈夫なのでしょうか?

 

急な飲み会や、毎日飲んでいる習慣もあって風邪をひいていてもお酒を飲まなければならない、もしくは飲みたいというときもあるかと思います。

 

そんな時に、お酒は「百薬の長」と言われたりするので、体に良いこともあるんじゃないかな?と思いますよね。

 

そんな疑問に対して、徹底調査しました。

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風邪の時にお酒を飲むのは大丈夫?

風邪をひいているときにお酒を飲むのは大丈夫なのでしょうか?

 

結論からお伝えすると、風邪の時にお酒を飲むのは「百害あって一利なし」です。

 

お酒が大好きな愛飲家からすると本当に「ショック!」の一言だと思います。

 

ではなぜ風邪をひいているときにお酒を飲むのがだめなのか、解説していきます。

お酒を飲んで風邪の症状が和らいでいるのは神経がマヒしているだけ!

まず、衝撃なことを書いていますが、アルコールは人間の活動を抑制します。

 

  • 精神
  • 運動
  • 免疫

 

これらすべての面からの機能を抑制します。

 

すこし話がそれますが、お酒を飲むと本音や本性が出るという事を聞いたことはありませんか?

 

それは実は本当で、日常的に自制心で押さえている気持ちがお酒を飲むことでその機能が抑えられてしまって、本音や本性が出てしまうのです。

 

これと同じで、運動機能が落ちてしまうので日中に風邪でしんどいところに、夜にお酒を飲んだらなんだか気分が良くなってきた、楽になってきたということは体の機能がマヒしているだけで、実は全然風邪は良くなっていません。

 

そのため風邪の時にお酒を飲んだら楽になる、治ったように感じるというのは、ただ単に体がマヒしているだけなのです。

 

風邪の時にお酒を飲むと体が熱くなるけれど、それも落とし穴!

アルコールを飲むと風邪をひいていなくても血管拡張作用によって、血流が良くなってからだが暖かくなります。

 

風邪の時は体が発熱して病原菌と戦うので、一見良いように見受けられますが、ここに落とし穴があります!

 

お酒を飲むと暑くなりますよね?そうしたら上着を脱ぎますよね?そうしたら気付かないうちに体が冷えていき、本来温めなければならない体を冷やしてしまうことにつながってしまいます。

 

さらに、暑いからといって薄着で寝てしまうと朝起きた時にはアルコールも抜けており、体も冷え切っているので、より悪化してしまうことも十分に考えられます。

 

お酒を飲んで体が熱くなるから風邪を撃退!はとんだ落とし穴です。

 

お酒を飲まれる方には非常に耳がいたい事ばかりですね。しかし続けます。

 

お酒を飲んで寝ると睡眠の質が下がり、風邪との相性が×

風邪をひいたときにとらなくてはならない行動は、安静、水分補給、栄養の3つです。

 

ここまで書くとお酒を飲まれる方ならすぐお分かりかと思いますが、この安静というポイントにお酒が引っ掛かります。

 

良質な睡眠をとることで、体の中で病原菌と免疫が戦って病気を治そうとします。

 

よく寝て起きたらすっきり治っていたという経験ありませんか?

 

あれは、睡眠中に体が病原菌と戦ってくれているからなのです。

 

しかし、お酒を飲むと睡眠の質が確実に下がります。

 

詳しくお伝えすると、睡眠が浅くなって、深く眠れなくなるのです。深く眠っているときに体は病原菌と戦うため、睡眠による風邪を治す効果がかなり落ちてしまいます。

 

こういったことから、「安静」という面でも風邪の時にお酒を飲むことはデメリットでしかありません。

 

風邪のときにお酒を飲むと水分補給に影響あり

風邪の時に大事なのが、安静、水分補給、栄養です。

 

風邪のひきかけは免疫機能が活発に動くため体温を上げようとして汗をかきます。

 

逆に治りかけの時、特に発熱した時などは水分が体から抜けているので水分補給が必要になります。

 

ここでお酒に話を戻します。お酒を飲むとトイレが近くなりますよね?

 

これはお酒に利尿作用があるためです。さらにお酒は液体ではありますが、いくら飲んでも水分補給にはなりません!

 

実際、お酒を飲みながらサーフィンをして脱水症状になったという例もあるくらいです。

 

そのため、風邪の時にお酒を飲むと、水分が必要な体から余計に水分を奪ってしまうことになります。

 

水分補給という面でも、風邪をひいているときにお酒を飲むのはNGでしょう。

 

風邪の薬とお酒の相性が最悪!

先ほどの体の機能を抑制するという面に加え、アルコールと薬が混ざると薬で狙った効果ではない効果になり、薬の効果がおかしくなってしまいます。

 

なぜかというと「アルコール」というのも医薬品のうちの一つですので、医薬品同士が混ざると違うものになってしまうからです。

 

例えば、眠気の出る薬ですとお酒と一緒に飲むとその副作用がさらにひどくなってより眠気が増してしまいます。

 

薬の種類にもよりますが、お酒と一緒に風邪薬や処方された薬を飲むと致命的な結果にもなりかねません!

 

それくらいお酒と薬は相性が良くないので、風邪の時に飲んでしまうとだめですね。

 

風邪以外の時にも、お酒と一緒に薬の服用は避けたほうがよいでしょうね。

 

以下、北海道医師会からもお酒と薬についての相関について、以下見解があります。

 

1.ベンゾジアゼピン系薬(睡眠薬、抗うつ薬、抗てんかん薬など多数あり)

通常、アルコール摂取量に比例して中性神経抑制作用が増強します。

一部の大量常習飲酒者では反対に、薬剤の効果が十分得られない場合がありますが、薬剤とアルコールの同時摂取では作用が増強します。

 

副作用として、眠気・精神運動機能低下、前向性健忘(寝る前や途中覚醒時の出来事を忘れる)、意識障害、筋弛緩作用による転倒・骨折、奇異行動、呼吸・循環抑制などが現れることがあります。

 

作業能率などへの影響は薬剤の種類・用量、アルコールの摂取量、個人の体質などにより異なることが知られています。

 

アルコールとの同時服用はもちろん、体内にアルコールが残っている1~2日間は風邪薬や睡眠薬の服用は止めましょう。また、これらの薬剤の服用中止した後も、数日間は薬が体内に留まっていますので、アルコールは控えましょう。

 

2.抗ヒスタミン薬(かぜ薬、花粉症治療薬、睡眠改善薬など多数あり)

上記のベンゾジアゼピン系薬と同じく、アルコール摂取に伴い相加的に中性神経抑制作用が増強し、眠気・精神運動機能低下などの副作用が強く現れる可能性があります。

 

特に、薬剤服用開始数日間にアルコールを摂取すると、予想以上に作業能力や判断力が低下する可能性がありますので、注意が必要です。アルコールの摂取は控えましょう。

 

3.アセトアミノフェンを含む解熱・鎮痛薬

アセトアミノフェンは最も安全な解熱・鎮痛薬として、小児から成人・高齢者まで大変広く使われており、通常のアルコール摂取では特に大きな問題は指摘されていません。

 

一方、大量常習飲酒者が、アセトアミノフェンを過量服用あるいは高用量(4g/日以下)常用により、血清AST値が著しい上昇を示し、重篤な肝障害を起こす危険性が指摘されています。

引用:http://www.doyaku.or.jp/guidance/data/H21-1.pdf

 

これらのように、アルコールの摂取には風邪にかかわる薬に対して、副作用が大きくなるという見解があるため、お酒を飲むなら風邪薬は飲むな、風邪薬を飲むならお酒は飲むなということです。

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風邪の治りかけにお酒を飲むのは大丈夫?

では、風邪の治りかけにお酒を飲むのは大丈夫なのでしょうか?

 

結論からお伝えすると、「やめておいたほうがいい」です。

 

まだ風邪の菌が完全に体内からいなくなっている状態ではないですよね。

 

さらに、治りかけの時には発熱で失った水分をしっかり補給しなくてはならないため、利尿作用があり、水分が出ていくお酒を飲むと逆効果です。

 

風邪の治りかけにお酒を飲むのではなく、「風邪が治ってから」お酒を飲むようにしましょう。

 

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風邪に効くお酒はある?

お酒が好きな方であれば、お酒を飲みながら風邪にも効く薬のようなお酒ってないのかな?と思うのはとてもよくわかります。

 

好きなものを飲みながら、それがさらに体に良いのであれば、一石二鳥ですもんね。

 

しかし、これまでお伝えしてきたように、お酒は風邪に悪く効くことはあっても、よく効くことは皆無と言っていいでしょう。

 

もう少しきつめに言いますと、「風邪に効くお酒はありません!」

 

飲んでいるときに体がマヒして効いている感覚になるだけで、実際には全く効果ありませんし、薬の効果はなくす、睡眠の質を下げる、水分を排出してしまうといいことがありません。

 

そのため、風邪に効くお酒というのはないといっていいでしょう。

 

予防のためによいとされているお酒(お酒というかはお酒風の飲み物)はありますのでご紹介しますね。

風邪の予防にお酒はいい?

どのお酒がいいというわけではありませんが、よく一般的には以下のお酒が風邪の予防に良いとされていますよね。

  • 玉子酒
  • ホットワイン

 

これらは、「お酒」にクローズアップしているわけではなく、入っている成分が大事です。

玉子酒

玉子酒は日本酒を沸騰させアルコールを飛ばし、残っているアミノ酸などの栄養成分をおいしく飲むために卵を加えた飲み物になります。

 

そのため、玉子酒はアルコールが入っていないのですよ。

ホットワイン

ホットワインは温めたワインに果物やはちみつ、シナモンをいれて飲む飲み物です。

 

入れる者たちには以下の効果があります。

蜂蜜:栄養素が豊富な上、グルコン酸による殺菌消毒作用があるので喉に最適。

シナモン:血糖値を抑える効果や殺菌作用・解熱作用により風邪の予防や改善等

果物:入れる果物による健康効果

引用:http://iewine.jp/article/368

 

ワインを温めるということは、しっかり沸騰させればアルコールが飛びますよね?

 

しっかりアルコールを飛ばしきる前に温め終わるとアルコールも残りますが、先ほどの卵酒と一緒で、飲み物の栄養分に着目している飲み物であり、アルコールが主ではないことが重要ですね。

 

これらから、風邪の予防には一部のお酒は昔から役立っているといえますが、お酒自体では風邪の予防には特に効果あるとは言い切れないと私は思います!

 

予防という意味では、ヨーグルトも効果がありますよ。風邪の予防のためにお酒を飲もうかとお考えであれば、こちらもご覧になられてもよいと思います。

風邪にヨーグルトが効果ありなのは予防のみ?下痢の時はNG?

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

ここまで風邪の時にお酒は控えたほうがいいと書いておきながら、私はお酒がめっちゃ好きです(笑)

 

書いていて少しがっかりした気持ちにもなりましたが、体調は何にも代えられませんので、風邪をひいているときにはお酒を控えるようにします!

 

お酒は風邪がすっきり治ってから、飲むように心がけましょう!

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