風邪をひくとビタミンCを取るといいと思っていませんか?
ビタミンCといえば「みかん」が代表選手ですね。
でも風邪の時はみかんを取らない方がいいという話も聞きました。
ここではみかんは風邪の時ダメなのか、お伝えします。
風邪のときにみかんはダメって本当?
風邪にはビタミンCがよいという話はよく耳にしますね。
しかし反対に風邪のとき、みかんは食べない方がよいとする方もいます。
どうしてでしょうか。
風邪にはウィルスに直接効く薬は今の時点ではありません。
風邪の時に処方される薬は熱、頭痛、のどの痛みなどの症状を軽くする薬で、風邪の根本を治すには自分の体の中にある自己免疫力でしか治せません。
では自己免疫力を上げるために暖かくして、ゆっくり休養をとり、しっかり睡眠してバランスのよい栄養を取ることです。
風邪で熱がでるということは、体が体内に入ってきた異物である細菌やウィルスと戦うために熱を出すのです。
みかんを取りすぎるとせっかく温められた体が内側から冷やされてしまうので、逆効果になります。
みかんは消化吸収がよくなく、風邪で胃腸も弱っているため体力も消耗してしまいます。
以上の2点から風邪をひいた時はみかんの取りすぎは避けたほうがいいということです。
取りすぎはということなので、1個くらいは食べても大丈夫ですよ。ただ、風邪の時には胃腸も弱っているのであまりおすすめはできないので、よくご自分で考えて食べるかどうか決めてくださいね。
みかんは風邪の予防になる?
ではみかんは風邪の予防には効果があるのでしょうか?
みかんの主な成分はビタミンCで1個に約35mgあり、成人が一日に必要量は100mgなので、3個食べればビタミンCは取ることができます。
ビタミンCは貯蔵して次の日に使うことはできず、またとりすぎても健康な方なら不必要なものは体外に排出されるので、毎日少しずつ食べるのがいいですね。
その他整腸作用のあるペクチンやクエン酸、骨粗しょう症の予防効果のあるB-クリプトサンチン、がんの抑制効果のあるといわれているBカロテンなどいろいろな栄養素が含まれています。
またみかんの皮と実の間の白い筋は「アルベト」といわれペクチンやヘスペリジンが含まれていて、血管強化や冷え性対策のも効果があります。
食べた後の皮も昔から漢方にもあり煎じて飲んだり、お風呂に浮かべて入浴剤代わりに使ったりできます。
日頃から適量のみかんを食べておくと風邪予防になりますね。
予防でいうと、ヨーグルトも効果があるとされています。ヨーグルトに一緒にミカンを入れて食べるとさらに良いかもしれませんね。
風邪でみかんは喉に効果あり?
ではみかんは喉が痛いときはいいのでしょうか?
みかんの皮と実の間の白い筋状の繊維は肺を潤し、咳や痰を止める作用があるとされています。
またみかんは生で食べるより焼くことでさらに喉や咳を止める作用が強まる効果があります。
焼きみかんとはどうやって作るのでしょうか?
みかんをそのままトースターに入れて7~10分くらい焼き目がつくまで焼きます。
みかんを焼く際に気をつけることは、皮に精油細分がたくさん含まれているので、いったん焦げだすとすぐに真っ黒こげになってしまいます。
よく見て転がしながらよくとうまくいきます。
また無農薬のみかんが手に入ったら焼きみかんを皮ごと食べるといいです。
昔から漢方ではみかんの皮を干したものを「陳皮」といって重宝していました。
焼きみかんは体も中から温まり、甘みも増してすっぱさは緩和されて風邪のひき始めに効く民間療法で古くから日本のあちこちで食べられていました。
のどのためには柑橘系のジュースなどは少し刺激が強いので、生で、または焼いてから食べるのをおすすめします。
喉の風邪をさらに早く治していくために、どのようにしたら効果があるのかというのを調べてみました。こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
風邪をひいてしまってからは有効な直接効く気すりはないので、休息をとってバランスのとれた栄養をとることが大切です。
みかんを食べたからといって治るものではありませんが、含まれているビタミンCから毎日少しずつ食べることによって、風邪予防になることがわかりました。
また喉の痛いときは焼きみかんにして食べると喉のためにいいですよ。
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